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②料理コンクール・持込み器具について考える

■はじめに

あれば便利な調理器具ですが、ありすぎると逆に調理作業の邪魔をします。十分に戦略を立てて吟味した調理器具を、選択してください。今日は第2弾として、もう少し色々と話していきます。

■型について

何かを調理する時に型を使うと思います。この時使用する型は必ずレシピに書いた人数分に適用した型を用意してください。レシピに四人前と書いてあるのに、10人前以上の大きさでテリーヌなどを作る選手が多く見られます。これははっきり言ってルール違反です。必ずレシピに記入した材料で出来るよう、的確な型を用意してください。

■キッチンタイマー

料理大会によっては持ち込みが禁止されています。よくルールブックを読んで、持ち込み可能ならばいくつかを用意して必ず持ち込んでください。キッチンタイマーはあなたのスケジュールを助けてくれますし、キッチンで使うための道具です。堂々と持ち込んでください。

■温度計・芯温計

デジタル技術が発達している現在では、温度計や芯温計はもはやどこにでもある調理器具になっています。また、食品安全の計測器具としても推奨されていますので、ルールブックに禁止されていなければ必ず持ち込みましょう。安心安全な食を料理大会でも提供してください。

■ゴムベラ

一昔前のゴムベラと言うかプラスチック製のヘラは全くいりません。現代調理器具ではシリコンのヘラのことを指します。使いやすい大きさをセレクトして何本か持ち込むと良いと思います。また木べらなどは衛生上ふさわしくないので、シリコンのミキシングパドルなどをセレクトしてもらうといいと思います。

■その他の器具

特に必要だと思われるものは、パレットナイフを準備すると良いでしょう。使いやすい大きさのものをセレクトして必ず持ち込みましょう。

ピンセットも同様です。西洋料理では菜箸はほぼ使いません。トングを使ったり、ピンセットを使ったり、パレットナイフやフルシェットで調理作業を行います。

まな板の上で切った食材を包丁ですくい取る行為はやめてください。特に国際大会においては大きなマイナスになります。必ず刃先がないスケッパーなどで切った食材をすくいあげます。

■まとめ

いかがでしたか?特に難しいことはありません。何回もトレーニングを重ねると必要な器具と必要でない器具がはっきりと分かってきます。必ずメンターやアシスタントと一緒に作業を行い、チェックをして器具を決めて行ってください。

また型などは、オリジナルで簡単に作成することができますので、ホームセンターなどを見てみると面白いと思います。

それでは次回は、レシピに的確な分量はあるか?ということに焦点を当てて記していきます。


Let's start cooking (*^^)v 料理コンクール対策に特化したnoteです。 楽しく取り組んでいきましょう! リクエストはコメント欄からどうぞ\(^o^)/