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初めてハッカソンに参加した話(shigovhackに参加してきました)by奥西授

こんにちは奥西授です。この間高校を卒業しました。その話は別の機会ですることして今回は滋賀県地域情報化推進会議さんが主催するハッカソンに参加してきました。

とはいったものの僕、普段からハードウェア中心なのでソフトウェア系のプログラミングに関してはほとんど詳しくないんですね。過去にwebサービスを作ったり、ポートフォリオ自分で作ったりはしていましたが、ネイティブアプリやwebアプリは本当に基本をかじったくらいでサービスを開発できるようなレベルではありませんでした。そのためこのイベントに誘われたとき、正直不安でした。実際にslackのグループに入ってみると名前を知っている方がちらほらいて、それこそプロと呼べるような方々ばかりだったので、余計不安になりました。

何かしないといけない。でも.....

さてハッカソンということは何かを作らないといけません。今回は滋賀県甲賀市のオープンデータを自由に活用して「何か」を作るといった内容でした。とは言ったもののバックエンド(簡単に言えば裏で処理を行う部分)にほとんど触れたことがない僕がデータを活用して何かを作るのは至難の業です。そこで行政の何か困っていることを解決しようと考え、行政の現状と課題について考えてみることにしました。

窓口の呼び出し通知がスマホに来たら便利だなあ

と、ふと思いついたんですね。以前ある先輩がiPhoneでwebアプリでもプッシュ通知が出るようになったみたいな話をしていたので、webなら僕でもなんとかなるかもしれないと考えて、現状の甲賀市の行政窓口について担当者の方に聞いてみました。(この時はPWAという言葉さえ知りませんでした)
 しばらくすると行政の担当者から返信が返ってきました。甲賀市役所の窓口は音声とモニターで呼び出す方式だそうです。じゃあ作ってみるかーとなったのがハッカソン開催の2日前でした。しばらく調べてみるとFirebaseというプラットフォームでServiseWorkerというスクリプトを使ったらできそうだぞということがわかりました。ということで丸一日くらい悪戦苦闘していたのですが、できませんでした。(この時点でハッカソン当日まであと1日)詳細まで書いてくれているページが少なく、また解説しているサイトによって方法が微妙に違ったり、何故かエラーが出たりして気づいたらハッカソン当日の早朝になっていました()。

Google App Scriptというものがあるらしい

 僕が「窓口呼び出し通知がスマホに来たら便利だなあ」みたいなことをつぶやいたslackのスレッドに「Google App Scriptを使えば骨組みができるよ」というアドバイスをくれた人がいました。google app scriptという名前は聞いたことはあったのですが実際に使ったことはなかったので、少し調べてみるとJavaScriptと似た書き方でした。JavaScriptはある程度は書くことが出来たのでこれで何とかなりそうだなと考えて寝ました。

というわけで当日を迎えました

ということで朝9時に滋賀県庁に集合しshigovhackがスタートしました。主催者の人が今日何を作るか参加者ごとに聞いて回っていました。ほかの人はもう大枠は作っていたり、すごい難しいものを作っていたので一人でGoogle App Scriptの詳しい情報を検索していきました。
作りたいシステムの内容はこんな感じです。
利用者から何らかの方法でメールアドレスを取得

整理券の番号と一緒にメールアドレスをスプレッドシート上に表示

処理が完了次第係員がシート上のボタンを押す

利用者にメールが届く
一見簡単そうに見えたのですが利用者のメールアドレスを取得する部分で躓いてしまいました。そもそもGoogle App Scriptを触り始めて数時間なので操作がおぼつかないところもあったのですが......(メールを送信する方はすんなりうまくいきました)。色々試行錯誤していると参加者の一人が声をかけてくれました。僕が利用者のメールアドレスを取得する部分で躓いていることを伝えると、doGetとdoPostという関数を使えばいいよーと教えてくれました。またその方は僕が事前にslackで、QRコードを読み込むだけでスマホに通知が行くようにすれば便利だよねと書き込んでいたのを見てモックを作ってくれていました。もうほんとすごいですよね。神様かと思いました。そんなこんな言って開始から4時間ほどで、スプレッドシートに一覧で並んだメールをボタン一つで送信できるようになりました。手伝ってくれていた参加者の人(以下神様と呼びます)もQRコードを読み取ったらスプレッドシートに書くアプリを作ってくれて何とか中間発表に間に合わせることが出来ました。その後は、自分の作ったサービスと神様が作ってくれたサービスを組み合わせて動かしてみた後、神様が書いてくれたプログラムを参考にしてメールアドレスを直接入力できる別のツールを作って一通りの開発は終了しました。↓管理入力画面です。右のチェックボックスを押すとメールが送信されます。

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何とか最終発表までに完成させることが出来ました。ほかの人も思い思いのものを作っていて技術力の高さに感嘆しました。アプリを作ったりwebサイトを構築したり僕と同じgoogle app script を使ってさらに高度なツールを作っていて、自分ってまだまだだなと感じました。

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まとめ

今回初めてハッカソンに参加したのですが、参加者の方々が色々と教えてくれたので楽しい一日を過ごすことが出来ました。僕自身が知らない知識が多かったので、もし次参加する機会があるならもうちょっと知識をつけて参加したいと思います。(google app scriptは使いこなせるようにしたい)
最後に今回色々と教えてくださった皆さんありがとうございました。
shigovhackについて↓
https://shiga-lg.jp/forum2022/hackathon


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