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Temple of Creation

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記事一覧

何もしないを考える

ウクライナは俺が守る

案山子の絵を描こうと昔ながらの案山子を探しましたが、ネットではほとんどの案山子は本物の上着を着た人間もどきの案山子でした。 昔ながらの着物姿の案山子を見つけたら鬼滅の刃の竈門炭治郎の着物を掛けてみたくなりました。背景を稲穂の黄色に青空としたら今度はウクライナの国旗を思い出しました。完成したら、まるで炭治郎が「ウクライナは俺が守る」と言っているようでした。 ということで俳句はのんびりとした農村風景ではなく、急遽ウクライナ侵攻になりました。 戦禍避け春まだ浅しポーランド(は

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制作過程#蒼い翅

生き残るために兄弟で絵の売り方を模索していた

この作品を制作するのに1年以上の時間がかかりました。 全てボールペンで描いています。通常の背景はアクリルを使っていたりするのですが、この絵は背景も全てボールペンになります。 今から10年くらい前の作品です。 ボールペンで黒いところと灰色のところを表現するために、ボールペンを壊しながら描いていました。 ほとんど出なくなったボールペンと新品のボールペンを使い分けながら描いています。 実はこの絵を描いてる時、僕は無収入でした。そんな状況でもこの作品が完成したのは、その時に弟

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フタバスズキリュウ 化石 オパール化

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ぼくは今でもここにいる

ジョジョの奇妙なセガール

気がついたらクセになっていた、ということはありませんか? 自分の場合は、もしかしたらセガールを描くのがクセになっているのかもしれません。 とあるきっかけで31日間、毎日セガールを描きました。おなかいっぱいになりました。もう当分描かなくていいや、必要に迫られたら描こう、と思ったのですが、必要に迫られてないのに描いてました。 これがその下書き。きっかけは不明です。おそらく『JOJO展』の図録を見ているうちにムラムラと描きたくなったのでしょう。素直にジョジョを描けばいいものを、

ボッチ・キアヌさんのマグカップ

在宅勤務が続いています。いつのまにか昼はキッチンで立ち食いという習慣がついてしまいました。作ったらすぐ食べる、立ち食いで多少の運動になる、という実務的な時間をすごしながら、このマグカップでホッと一息ついてます。 自分が描いたイラストをマグカップにしてみました。 ちょうど4月が誕生日だったので自分に贈るプレゼントということにしました。 このマグカップを見た家族の反応。 妻「シュールだね」 娘「かっけー!」 食器棚に置いてみたらさっそく哀愁炸裂。 いいですね。この佇まい

金木犀に包まれる

大きなイベントが終わり 燃え尽き症候群なのか 少し抜け殻状態になった日 寒暖差で秋バテになる人も多いそう 身体が重くて やらなきゃいけないことはあるのに やる気が起きなくて ついゴロゴロしてしまう 何もしなくても時間は流れていくもので。 ダメだ‥!と身体にムチを打ち散歩に出かける スーパーをふらふらして 安売りのカボチャを買って。 雨が降りそうな曇り空の下 家に向かう 甘い香りがふわっとしたと思ったら どんどん香りが強くなって ふと見上げると 大きな金木犀の木が2

ドタバタキャット

下田港

北風になにごとも無しなまこ壁下田港はベリーの来航で有名ですが、関東にしてはなかなか風情のある街だと感じました。街にはなまこ壁の土蔵が並びペリーが下田条約を締結した了仙寺やハリスが領事館として使っていた宝泉寺が今も残っています。実は下田はわりと温暖なのですが、海風は結構強いので冬の季語北風を使わせてもらいました。吉田松陰が外国船に乗り込んだのもここ下田港からです。また勝海舟が山内容堂と会談を行い坂本竜馬の脱藩を認めてもらったのも下田の宝福寺です。ハリスに奉仕しただけで唐人お吉と

たわむれ

絵と現実の境界線をなくす時計

キャンバスクロックの新作ができました。 時計を見るたび、何かがはじまる予感。 絵と現実の境目がなくなったらおもしろいと思って作ってみました。 マンガの中に現実があるのかな、 現実の中にマンガがあるのかな。 なにか物語がはじまりそうなドキドキやわくわくが こちらへ滲み出てきたらいいな。 そんな時計です。いや、絵です。 オンラインギャラリー兼雑貨屋さんに置きました。 詳しい仕様についてもそちらで。 今までにつくった時計や雑貨、本なども置いています。 いまは実店舗での販