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下田港

北風になにごとも無しなまこ壁

下田港はベリーの来航で有名ですが、関東にしてはなかなか風情のある街だと感じました。街にはなまこ壁の土蔵が並びペリーが下田条約を締結した了仙寺やハリスが領事館として使っていた宝泉寺が今も残っています。実は下田はわりと温暖なのですが、海風は結構強いので冬の季語北風を使わせてもらいました。吉田松陰が外国船に乗り込んだのもここ下田港からです。また勝海舟が山内容堂と会談を行い坂本竜馬の脱藩を認めてもらったのも下田の宝福寺です。ハリスに奉仕しただけで唐人お吉として蔑まされたお吉。さかのぼれば頼朝が挙兵した韮山や秀吉の小田原攻めで落城した下田城など数多くの歴史の舞台となった下田です。

説明なしではこの句はなんのこっちゃ!となると思い説明を加えてみました。

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