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【見えないもの】

許せずにいた。
吐かれた言葉が
忘れられず
苦しみ続けた。


抱えたまま生きていたのは
「自分」だった。

何度も何度も
自分自身が
心を 殴り続けていた…

廃墟化した外観と
充満する 淋しさ

「ごめんなさい」

そう 呟いていた。

苦しんだはずなのに
傷付いたはずなのに
たくさん たくさん
涙したはずなのに

後悔と罪悪感が
込み上げてきた


だから
人は 人を許すのか…
どんなに
憎くても
許してしまえば
こんな思いを
背負わずに済んだ。


自分勝手な未熟さに
後悔が刻まれる

許されない思いが
重くのしかかる

まだ…春は来ない
2月の空に雲が広がる

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