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腰痛になりやすい職業

どうも


にし予防整体院の西口です。


私は、理学療法士として約10年間医療現場に勤めてきました。


臨床では、「腰痛」を抱える患者様や「椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症」により手術をされる患者様が多いんです。本当に。


初回のリハビリ時に必ず仕事について問診するのですが


ほとんどの方が腰痛になりやすい職業


「やっぱりな〜」「仕方がないな〜」と思いながらも


どうにかならなかったのかな?と考えさせられます。


今回は、腰痛になりやすい職業とその理由をお伝えします。



では、いきましょう。



腰痛になりやすい職業


主に
・デスクワーク
・運送業
・営業マン
・看護師、介護士


以上の職業に共通していることは

・長時間同じ姿勢をとりやすい(立ちっぱなし、座りっぱなし)
・中腰姿勢
・重労働

心あたりのある方もいるのではないでしょうか?



なぜ腰痛になりやすいか?


腰にかかる負担を、姿勢別に見てみましょう。

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この表は、数字が高い方が腰への負担が大きいことをあらわしています。


表からいえる、腰痛になりやすい姿勢とは


H 座って前かがみの姿勢


E 立って前かがみの姿勢



この表からも



デスクワーク、運送業、営業マン、看護士・介護士が腰痛になりやすいことがわかります。



前かがみの姿勢が腰痛になりやすい理由


①背骨への負担が大きくなる

画像2

長時間の前かがみの姿勢は、椎間板の前方に負担がかかります。押しつぶされた椎間板は、後ろに押し出されます。結果、椎間板の髄核が脊髄神経を圧迫し、痛みや痺れといった症状が出やすくなります。これが、腰椎椎間板ヘルニアです。

前かがみの姿勢は、腰椎椎間板ヘルニアになりやすいと言えます。


②筋肉への負担が大きくなる

長時間の前かがみの姿勢、反復した重労働は、常に背筋が引き伸ばされ負担がかかっている状態。結果、背筋の血流が悪くなり、腰痛になりやすくなります。これを筋筋膜性腰痛といいます。


腰痛予防はどうしたらいい?


これまで、立ち・座りの前かがみ姿勢、長時間同じ姿勢をとることで腰痛になりやすいことを解説しました。


気になるのは予防方法だと思います


シンプルに覚えましょう。


・長時間前かがみ姿勢をとる方
前かがみにならない・腰に負担の少ない姿勢をとる
腰を反らす運動を取り入れる


・長時間同じ姿勢をとる方
同じ姿勢をとらない工夫をする
仕事の合間に軽い体操をする



すぐに実践できるので是非。


ただ、腰痛はそう簡単ではない場合もあります。


実際には、それぞれの腰痛がなぜ起きているのかを評価し、個々に合わせたセルフケアや施術が必要だと考えます。


腰痛により仕事のパフォーマンスが落ちたり、休んだりされている方は


お近くの専門家に相談することをお勧めします。もちろん西口に相談してい頂いてもOKです。


まとめ

・腰痛になりやすい職業は、デスクワーク、看護・介護士、運送業、営業マンなど
・腰痛になりやすい姿勢は、立ち・座りの前かがみ姿勢、長時間同じ姿勢をとる
・前かがみの姿勢は、腰椎椎間板ヘルニアや筋筋膜性腰痛になりやすい
・腰痛予防は、腰に負担の少ない姿勢をとる+運動が効果的



今回は、腰痛になりやすい職業とその理由についてお伝えしました。



腰痛を抱えながらの仕事は大変だと思います。



ただ、痛みを放置すると腰痛が悪化し手術が必要になる場合もあります。



まずは、自分が腰痛になりやすい職業であることを自覚すること、なぜ腰痛が起きているか知ること、腰痛予防の方法について知ることが大切です。



是非、これを機会に腰痛からおさらばしませんか?



腰痛を整え、仕事を整え、生活を整えていきましょう。



では、また。












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