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コロナ禍だからこそ考えたい「孤独」について

どうも

にし予防整体院の西口です。

連日メディアでは「感染拡大」「緊急事態宣言」といったワードがよく聞かれます。今が踏ん張りどきなんでしょう。

どうにかこの危機を全国民で乗り越えていきたいところです。

私も出来ることを積み重ねていきたいと思います。

では、いきましょう。

みなさん「孤立」と「孤独」をご存知でしょうか?

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孤立とは

人間関係から離れて助けもなく、一人だけ存在すること

孤独とは

志などを同じくする人や精神的つながりのある人がいなくて、一人になること

現在の日本は超高齢化社会に突入しているため、「孤立」する高齢者が多く社会問題となっています。

私自身も理学療法士として病院に勤務していますが、身寄りもなく「孤立」している患者様とたくさん関わってきました。

30代〜60代にフォーカスしてみると

高齢者は「孤立」している方が多いのに対し

30代〜60代は「孤独」を感じている方が多いように思います。

※あくまでも自分の見解です。

今回は、「孤独」について考えていきましょう。

この1年間たくさんの相談を受けてきました。

産後で腹直筋離開があるんだけどどうにかなるかな?
産後でお尻が垂れてるから上げたいんだけどどうしたらいいかな?
姉が首の痛みで悩んでいるんだけど見てくれるかな?
旦那が鬱っぽいんだけどどうしたらいいかな?
お父さんの動きがゆっくりでおかしい。精神的にもおかしいんだけどどうしてだろう?
病院や接骨院に行ったけど腰痛が治らない。どうしたらいいですか?
股関節が痛いんだけど、変形性股関節症なのかな?
などなど

相談を下さった方々は、自分でどうしたらいいかわからない、誰に相談していいかわからないと思い

私に相談をしてきているのだと思います。

このような悩みは一種の「孤独」だと考えます。

私とつながることで「孤独」から一歩抜け出すことができたと感じています。

一人で抱え込まないことで

トンネルでさまよっている状態から出口が見えるのです。

ここで勘違いしてはいけないのが、孤独は人生において誰でも経験することであること。

孤独を抱え込むことを続けないということが大切だと思います。

なぜ「孤独」がいけないのか?

「孤独」になると、体と心にあらゆる不調が出てきます。

とある論文です

・孤独が「う つ病」「自殺」「アルツハイマー病」の増加や「認知 機能」の低下など、身体的側面では「心血管疾患の リスク」「高血圧」そして先に見たように「死亡率」 の増加などに関与することがこれまでに報告されて いる(Hawkley and Cacioppo[2010])
・孤独が心理的、行動的、神経内分泌的、免疫的変化と関わることを示す これまでの研究を整理している(Hawkley and Ca- cioppo[2010])。孤独の強い人は、弱い人に比べて、警戒心が強い傾向がある。そのために、ストレス、悲観、不安、自己評価の低さなどを感じやすい。

このように、「孤独」は精神面、身体面にあらゆる影響を与え、死亡率を高めるということです。

これは驚きですね。

孤独から抜け出すには?

信頼出来る人、相談できる人をみつける
趣味を共有できる仲間をつくる
自分が楽しめるコミュニティに所属する

私も「孤独」にならないように努めています。

体の不調を整えてくれる方

趣味を共有できる仲間

互いに高め合える仕事仲間

そして家族

このように他者との良い関わりの中で

孤独から抜け出せるのではないでしょうか?

私の思い。

私は、理学療法士であり整体士なので

「痛みをとる」「姿勢や動きを改善させる」「パフォーマンスを良くする」ことを目指します。

多くの人をみると、知識・技術を磨くばかりで「心」をみることをおろそかにしているセラピストが多いようにも感じます。私も「セミナー」「手技」バカでした。

でも今は違います。

私は、心身の不調に対する「孤独」をサポートする役割があると思っています。

悩みをヒアリングし、カウンセリング、施術、アドバイスを通して「孤独」を減らすこと

これが私にできる最大の役割だと思います。

もちろん、施術スキルも大切ですけどね。

まとめ

・高齢者は孤立が多く、若年者は孤独が多い(多分)
・孤独は、心身のあらゆる不調を引き起こし、死亡率を増加させる
・「孤独感」のある方は、他者と良好なつながりをもつことが大切
・心身の不調のある場合は、信頼できるプロに相談をする
・私は「体と心」を大切にするセラピスト

今回は、「孤独」について考えてみました。

もしあなたの周りで孤独を感じている人がいたら、手を差し伸べてあげてください。

コロナ禍だからこそ人とのつながりを大切にしていきたい今日この頃。

長々とお付合いいただきありがとうございました。

では、またお会いしましょう。


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