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マズローの承認5段階説からよりよい転職を考える(2/2)

前回のノートはこちら

1.マズロー求5段階説と転職活動を当てはめてみる

①第四欲求欲求が満たされていない!?賞賛されたい!の嵐。

私の成果は賞賛されるに値するのか??そんな疑問がふつふつと湧く。
なぜなら、評価はボーナスのときのタイミングなので年二回。
それほど数が多くない上に、タスクに対しての成果なので、
仕事人としてのスキルがどれだけついているのかわからない。
そんな状態だと、なにか仕事を任されるときの何気ない上司の一言で
落ち込んでしまったり、
同僚と比べて勝手に卑屈になってしまったり。
今から考えるとだいぶ心理状態は不安定。

②よく考えれば、第一、二、三欲求は満たされているのだからわざわざ壊すこともない

転職活動をいざはじめてみると、現状のよいところもたくさん見えてくる。
給料も悪くない。人間関係も悪くない。とか、とか・・・

③でも、やっぱり第四欲求が満たされない!”会社”ではなく、”社会”での市場価値

今度は”会社”ではなく、”社会”での市場価値を知りたい。
という思いから転職活動を続行。
このなかで、もう少し仕事の幅を広げたいという思いも芽生えてくる。
正直、落ち続けるなかで粘るのを何度も諦めそうになったのは、
おそらくほかの欲求が満たされている中だったというのが一つの原因になりそうだなぁとも。

④内定獲得で第四欲求(社会での市場価値)はだいぶ満たされた!

内定もらえた!
すごい!私やるじゃん!
と単純ですね。

⑤現職へ退職の相談。第四欲求(社内の評価)はだいぶ満たされた!

私の長所短所。
ちゃんと見ててもらって、その上で評価してくれていたことにあらためて気がつきましました。

2.まとめ

・マズローの承認五段階で、内定先と現職を比較してみる

第1段階:生理的欲求  → これはどちらもOK
第2段階:安全欲求   → これもどちらもOK
第3段階:社会的欲求  → 内定先の人間関係は未知。
             現職は現状はとても良好
第4段階:承認欲求   → 内定先で承認されるほど活躍できるかは未知。
第5段階:自己実現欲求 → 転職はこれに突き動かされたくらい。
             現職でも実現可能。
             仕事の幅を広げるには部署異動などが必要な場合も。

・注意したいことは現職はあくまで”現状”であること。

現職はあくまで現状であり、未来も半永久的にその状態が続くわけではないので、
例えば人間関係などは直属の上司が変わったり、
自分自身の部署が変わったりすれば環境は大きく変わってしまうかもしれないですよね。

・どうなったら結論にたどり着くのか

ふむふむ、こんな不満をもっていたのか。
いろんな不満をもっているんだなぁ、

と不満や悩みを整理することはできるのですが、
いったいこれでどうやったら答えに近づくのか、ですね。

ここから私の主観がかなり入ってしまうのですが、

転職を決意する理由は上位か下位
の階層であるほうがよい転職になる

どういうことかといいますと、
上位の自己実現のための転職であるほうが
前向きな理由であることから
よい転職になりそうですし、
生理的欲求が満たされていない、ということは
生命の危機とも言えるので、
現状よりよい環境であるなら
環境を変えることはおすすめできるかと思います。

では、第三、四欲求での転職はどうか、といいますと、
これは多くは人間関係のように
よくも悪くも変わりやすいのものが原因であることが多いように感じます。
今の部署がやりにくくても、
違う部署に行ったらがらりと変わった、とか
逆によい人間関係だと思っていたけど、
上司一人の異動でまったく違う雰囲気になってしまった、とか。

もちろん一概には言えないですし、
例えで上げた人間関係も悩みが深刻であれば
第一、二の欲求にも十分なり得ると思います。

よくも悪くも変わりやすい不満と
世の中や組織のルールでかわりにくい部分を
整理すると
より後悔のない転職になるのではないかと思っています。


最後までお読みいただきありがとうございました。
また、お会いできましたら嬉しいです。

iPadの購入費用として使わせていただきます(経年劣化によりハードディスクを外出ししたノートパソコンで作業をしていますので…)