映画記録「さよならドビュッシー」

愛知県犬山市にある明治村は、映画やドラマのロケ地となるくらいレトロで気品ある素敵なところなのです。

ホームページで何の作品のロケ地なのか確認することができる。
結構朝ドラとかに使われてんだな、と思っていたら「さよならドビュッシー」の作品名が。

さよならドビュッシーって映画化してたの!?

Amazon primeで観れるのですぐに観た。
ピアノスポ根ミステリー小説の映像化なんてとっても楽しみ。
小説を読んでいるときは分からなかった音楽が、映像でストーリーと同時に楽しめるなんてお得な感じする。

祖父と従姉妹と大火事に遭い全身大火事になった主人公は、全身大火傷になりながらなんとか生きながらえる。
祖父の遺言からピアニストになることを決意し、コンクールの優勝を目指して猛レッスンに励む。
主人公を貶めようとする出来事が起こる中、母親が階段から落ちて意識不明となる。
事故なのか、それとも殺意のある事件なのか。

あらすじ

主人公が橋本愛さんでピアノの先生役が清塚信也さん。
清塚信也さんは本業がピアニストの方ですね。

清塚信也映画と言ってもいいくらい、惹きつけられた!!!
アドリブ?ってくらいにのびのびしたピアノ指導のシーンが好き。
ミステリーの探偵役も務めているけれど、カッコつけすぎずにナチュラルな感じが良かったです。
最初は清塚信也だ!!ってなるけど、ピアノのシーンでは美しく、最後は教え子にドキドキさせられたりして自然な岬先生だった。
原作だとちょっと岬先生がカッコ良すぎるんよ。
そこを愛されキャラ的な役にしたのは、あの物語の癒し要素。

謎解きが小説と変わっているところが、実写映画化にしては珍しい気がする。
感覚的なものではなく、誰の目にも分かるよう映像化されていた。
映像化の素晴らしいところだなって思う。

唯一気になったのは、清塚さんの声だけ小さいこと……。
声に合わせて音量を調整すると、演奏シーンの迫力が増すよ。

清塚信也さんの演技がとても良かったので「清塚信也映画」というジャンルが流行って欲しい。


▼原作小説

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