自殺未遂からの気づき⑰(送別会②)
人によって態度を変えるのは悪いことではなく
当たり前のことと自分は思う
ただ自分を騙して変えることは良くはない
他人の軸で生きるのか
自分の軸で生きるのか
例え人に合わせたとしても
自分の軸で生きていれば
周りも動き出すこともあると思う
他人の軸で動いていたら
周りについて行くだけ
自分の人生の船の舵は自分で持とう
*
待ち合わせ時間に連絡を入れると
駅前にそろそろ着くこと
まだ仕事の奴もいるので適当な店に入り
取り敢えず二人で乾杯をした
気分的には嬉しい反面、寂しさもあり
落ち込んでいた気分をバレないようにと
ハイペースで飲んで、まずは酔っぱらおうと思った
弱味をみせるのが嫌いで、見繕った様にカラ元気を演じていた
その内一人、二人と、人数は増えて行き
そのたびに色々聞かれる
嘘は言いたくないので言える事だけ伝えてはいるが、
自殺未遂をしたことは言えていない
酒の力でなんとか気分は保たれているが
心から楽しいと思えなかった
お腹も膨れたので、次の店に行くことに
そこのお店のマスターは自分がBARをやりだした時に
色々、相談にのってくれたマスター
自分にバーテンダーの心得を教えてくれた師匠的存在だ。
連絡で実家に帰る事は伝えていたのだが
顔を合わすのは久しぶりだった
店に入るなり、マスターが「色々、お疲れな」と
優しい言葉で包んでくれた
特に根掘り葉掘り聞かれる訳でもなく
いつも来た時と同じ雰囲気でワイワイ酒を飲んでいた
そこのお店にいったら高確率でバーボンを頼む
安酒だがお店の雰囲気がアメリカンな感じで
マスターもUSロックが好きで良く70s~80sの古めのロックを流していた
いつの間にか時間が過ぎ、
各々解散することになった
自分も引っ越しの準備があるといい、
来てくれて皆と握手して岐路についた
正直、まだ飲めたし、引っ越しの準備もさほど無かった
ただ自分の精神状態が少し限界だった
楽しかったのだが何か、人の目が気になりだしてしまい
酔うに酔えなく、酒だけが進む状態で
変な感覚だったのを覚えている
家に着くなり一気に酔いが回ってきた
布団に寝ころび、ため息交じりに
もう気を使うのも疲れた・・・とぼやいていた
気が知れた、友人達とのひと時だったが
当時の自分はそれすらも受付られていなかった
心のモヤがかかっているのがハッキリと分かった
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