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THINK24(2013年3月29日)/ゲスト:植原亮輔さん、長嶋りかこさん、木住野彰悟さん、伊藤総研さん(RSRK)

祝リアル THINK 再開

ここで THINK BOOK という定期購読マガジンを谷尻誠さんと始めて1年が経ちました.コロナウィルスの感染拡大防止のためにリアルな THINK もちょうど1年ばかり開催されないまま時が経ちましたが,この度,2021年3月20日に久しぶりに再開するというアナウンスが出されました.この1年間の間に,月2本のペースでこのマガジンにアーカイブからの記事をアップしてきました.リアルなTHINKが開催される月では,1本は最新のTHINKの記事をダイジェストにまとめようと考えています.引き続きよろしくお願いします.

ーー定期購読マガジン THINK BOOK について
THINK BOOK は,読む "THINK" です.Suppose Design Office の谷尻誠が毎月魅力的なゲストを招き「"考える"ことを考える場所」として開催しているイベント"THINK"を読み物として再構成してまとめています. 多彩なゲストとの間で繰り広げられる本音のトークはここでしか聞けないヒントがたくさん詰まっています.過去100回以上に及ぶ記録資料などの掘り起こしを含め,月に2回程度,定期購読マガジンとして掲載していくので,よろしければ定期購読していただいて,皆さんの日常をTHINK するきっかけになれば幸いです.(谷尻誠,西尾通哲:共同編集)

今回の記事は,8年前,2013年3月に開催されたTHINKを振り返ります.でも,今読み返しても全然古びていないですね.ぜひご覧ください.

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編集者 ×(アートディレクター3人+建築家)

【当時の告知資料より抜粋】
THINK24のゲストは大変なことになっています。
アートディレクターと編集者の謎の4人ユニット。
ただの飲み仲間だった植原亮輔、長嶋りかこ、木住野彰悟、伊藤総研が
まじめに話し合うそうです。

「アートディレクターならどうする?」
アートディレクターって、何をする人?
アートディレクターにお願いすると何ができるの?
など、アートディレクターというお仕事が気になる方は、必見、必聴です。
実演を交えながら、アートディレクターの仕事を紹介します。
みなさまのご来場、ぜひお待ちしております。

日 時: 2013年 3月29日(金)
[開場] 19:00~
[開演] 19:30~21:30

アートディレクターによる大喜利大会

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今回のコンセプトは,編集者である伊藤総研さんによる司会で,ゲストのアートディレクター3人にホストの谷尻誠を加えた4人のクリエイターが,あらかじめ用意されたいくつかの問いに対して大喜利形式で答えていくというもの.結果的に,それはアートディレクターというそれぞれの仕事の共通項や個人としての違いを面白く浮かび上がらせるものとなりました.
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伊藤総研さん:
編集の仕事そしていて,今日は司会役として振る舞います.

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植原亮輔さん:
渡邉良重さんといっしょに,KIGIというデザイン事務所をやっています.大きくはグラフィックの仕事,ブランディングやポスターを制作したり,Webやロゴのデザインやディレクション,それから,D-Brosというブランドでプロダクトデザイン,という2つの軸で仕事をしています.

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長嶋りかこさん:
大手広告代理店に所属して(2013年当時)アートディレクションの仕事をしているんですけど,個人のワークもしていて,今はアクセサリーの展示とかをしています.

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木住野彰悟さん:
僕は比較的空間の中のグラフィックデザインの仕事が多くて,VIやCIもやるんですけど,建築と一緒にサイン計画とか,そういう仕事が多いですね.

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谷尻誠:
建築とグラフィックって,実は切ってもきれない縁というか,良い建築には良いグラフィックが不可欠なんです.よく建築はいいけどそこのサイン計画がダメだったり,逆もあったりと,チグハグなことも結構あるんですが,最近では僕らが協働して総合的にいいものにしていこうということに対するクライアントの理解も高まってきていると思います.前はよくなんでサイン計画にそんなアートディレクターを別に雇わないといけないのか,なんて言われましたけど,総合的に世の中の意識が変わってきているのは感じますね.それも,ここにいる3人のような素晴らしい人たちのおかげですよね.

伊藤さん:
そうですよね.それでは,今日はそういったアートディレクターの仕事やその考え方をよく知ってもらうために,質問を用意しているので,大喜利的に答えてくださいね.手元のスケッチブックに答えを書いて,それについて話していただきます.それでは,最初の質問です.

質問1「アートディレクターって何をする仕事ですか?」

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