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MEANWHILE CITY ”つかの間の都市(仮)”より②

MEANWHILE CITY (つかの間の都市)のエッセンスを紹介していくシリーズ

MEANWHILE CITY とは、2022年後半に出版された、スロバキアやウィーン、ロンドンなどの主にヨーロッパの建築家や都市計画家、街づくりや場所づくりに関わるマルチディシプナリー(多元的な学問領域)で構成されたチームであるMILKがまとめた、一時的な介入で面白く居心地の良い場所を作るための手法に関するリサーチ、インタビュー、事例紹介からなる指南書のような本(ツール)です。
この本の内容を面白い!と思って、MILKにこの本の紹介を日本語でしたい、ということでメールを送り、快く了解いただけたので、少しづつ紐解いていきます。

この本の中心とも言える「一時的な介入を成功させる10のステップ」をひとつづつ日本語で紹介します。

1.ゴールを共有することから始めよう
Start with a shared goal

Even before the planning of specific meanwhile uses begins,
make sure the intentions and objectives are aligned and clearly
verbalised within the team. This common purpose then offers
something to drive the planning and ensures that all decisions
lead to the desired outcome.

具体的な「つかの間の用途」の計画を始める前であっても、その狙いが何であるかについてしっかりと一致していることをチームで言葉を交わして確認しよう。この共有されたゴールが、計画を推進するための指標になり、あらゆる決定が望ましい結果につながるのを確実にしてくれるでしょう。

続きはまた次回

2.パートナーを見つけ、オープンマインドを持ち、実験に備えよう
Find partners, have an open mind and be ready to experiment

3.つかのまの用途を開発のために不可欠なものとして予算を確保しよう
Make the meanwhile use an integral part of the development and ring-fence your budget

4.環境への影響を考慮しよう
Consider the environmental impact

5.地元のノリやコミュニティと知り合い、繋がり、巻き込んでいこう
Get to know, engage and incorporate the local context and communities

6.地元住民やビジネス、地元役所と信頼を築こう
Build trust with local citizens, businesses and local authorities

7.ソリューションを多様化しよう
Diversify your solutions

8.日々の運営を疎かにしない
Don't forget about day-to-day operations

9.自分たちの活動の意義をハッキリ伝えよう
Make sure to communicate your values and activities

10.小さく始め、得たものを次にスケールアップさせよう
Start small and use your findings to scale up


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