読むTHINK_THINK#117:ゲストは大日方久美子さん(パーソナルスタイリスト)
今回は、最新のTHINK(2022年5月27日)のダイジェストをお届けします。
谷尻誠さん(以下、谷尻):
今日は、パーソナルスタイリストの大日方久美子さんをお迎えしました。
よろしくお願いします。
(会場拍手)
パーソナルスタイリストって?
谷尻:
そもそも、普段はどんな仕事をしているかあらためて簡単に教えてください。自分の事を何て紹介しています?
大日方久美子さん(以下、大日方):
そうですね、パーソナルスタイリストをやってます、って言いますね。
谷尻:
そのパーソナルスタイリストっていうのが具体的にどんなことをするのかがいまいちわかっていない人もいる気もしますけど。そもそも、何でそういう仕事をしたいと思ったんですか?
大日方:
アパレルでずっと仕事をしてきて、お客さんに服を選んだり勧めたりしてきて、いわゆるスタイリストっていうのは、テレビや芸能人などの洋服のコーディネートをする仕事として認知はされているんだけど、それを一般のひとにやってあげたいなと思ったときに、そんなことやっている人がいなかったんですよね。
谷尻:
パーソナルスタイリストっていう名前は?
大日方:
だから、これ、自分で付けた名前なんですよ。他にはいなかったので。当時、インターネットで調べたりして「パーソナルコーディネーター」っていうのは存在したんですよ。でも、それを名乗るためには認定とか受けなくてはならなくて。さっきの話したように、一般の人に対してスタイリストをしてあげたかったので、それで、パーソナルスタイリストって自分で名乗って。
谷尻:
なるほどね、でも、多くの人は起業するときには、自分がキャリアで築いてきたことを元に独立するけど、いきなり初めてのことにチャレンジしたわけだよね?
大日方:
私の場合は、アパレルで仕事していたわけだから、まあ、築いたこととは言えると思うんだけど。
谷尻:
でも、そのブランドで服を売るわけではないでしょう?アパレルで店員さんだったら、服を売るためにスタイルを提案することは当たり前だし、それは服を売るからでしょう?久美ちゃんの場合は、服を買うお金とは別に、スタイリストをする対価をもらうわけだよね?
独立してすぐInstagramを営業ツールに
大日方:
そうね、当然最初は「誰でもない私」だったわけですよ。それで、8年前に独立して直ぐに自分でインスタを始めたんです。それで毎日ひたすら好きなスタイリングをアップし続けたんです。フリーランスになったと同時にまずはインスタ。でね、最初はすごい恥ずかしかったんですよ、自分はそれまで自分の写真を公に晒すとかやったことなかったので。でも、インスタもまだ新しいプラットフォームだったし、とにかく恥ずかしいけど自分でアップしていました。ただ、恥ずかしさは、一瞬自分でサラリーマンの脳みそが働いたときに、インスタのフォロワーを目標設定して、それをやると決めた瞬間恥ずかしさが消えましたね。その目標というのは、
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