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金峰の里に賑わい 桜と菜の花を愛でる桜回廊散策

中国山地の中にある山口県周南市鹿野でも、特に山深い金峰みたけ地区。高齢化が進むこの地区で、4月14日に開催されたさくら祭りに、偶然ながら参加することができました。

金峰の里のさくら祭り

5月末まで開催中の「里山オープンガーデンかの2024」。
有志が自身の管理する庭を開放するこのイベント撮影のため、たどり着いた金峰地区。ふと人々の賑わいの声が聞こえ「なんだろう」と見てみると……。

民家のそばに設置されたデッキに立てられたパラソルと、オカリナグループ「ウインドモーレン」の皆さんによるオカリナ演奏。周囲では餅つきも行われ、それを楽しむ人たちであふれていました。

毎年、4月の第2日曜日に開催される「さくら祭り」。
昨年までは、そまの里交流館を会場に集中イベントを実施されていましたが、今年は規模を縮小し、純粋に桜を楽しむためのイベントとして開催されました。

会場では炊き込みご飯やお餅、コーヒーなどが販売され、目の前の桜を眺める人々に振舞われました。

開花時期がソメイヨシノに比べると少し遅めなオオシマザクラがいくつも見える会場。さすがに葉っぱもかなり多くなっていましたが、まだまだ花もたくさんついた木々は、風が吹くと花びらを舞わせて、まさに桜の中のイベント! といった様相でした。

金峰に桜を

主催の「防長の吉野をつくる会」は、今年で30周年を迎える、息長く活動を続けている団体です。金峰地区にさまざまな植物を植え続け、令和5年度までの通算で、桜を3,520本、ツツジを1,870本、その他の樹種も628本と、大変多くの木々を金峰の里にもたらしました。

遠くに桜が見えます

その活動の成果でしょう、さくら祭りの会場である「金峰の里」からの道を走ると、葉桜になっていたり、まだ花を付けていたりとさまざまですが、数多くの桜の木を見ることができました。

もう1週間か、もっと早く訪れていれば、一面に桜の花が咲き乱れる様子を見ることができたかもしれません。

桜の見ごろはもう過ぎ去ってしまいましたが、5月初旬~中旬にはツツジが、6月中旬~7月中旬にはアジサイが、そして10月中旬になればフジバカマと、それを求めてやって来るアサギマダラの乱舞を見ることができます。

春、夏、秋と花々に彩られる金峰の里。
これからはツツジの季節。ぜひ、晴れた日にはドライブしてみてくださいね。


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