森の中から現れた「県内最大級」 少し早い金松桜の見頃
山口県周南市鹿野にのびる国道315号線。周南市の市街地からひたすら道なりに進み、看板で左に曲がると、金松桜のふもとにたどり着きます。
もともと、鉄塔の整備のために上がるための坂道があるのですが、これを上っていくと……。
こんな看板が設置されて、遠くに桜が見えています。
枠に収めてみると、こんな感じになりました。
ここから、さらに近づいていくと……。
30メートルもの巨大な姿は、根本からだと大迫力の様子を見せてくれます。
たった1本だけたたずむヤマザクラですが、その存在感は圧倒的。
国道315号線からも、遠くに見えるこのサクラの姿が、いかに巨大か見てとれると思います。
この金松桜、皆さまの目に留まるようになったのは、ここ十数年のことなのです。多数存在する鹿野の巨木を調査し、守る活動を行っている“杜の仲間たち・鹿野”の皆さんによって発見されました。
周囲を森に囲まれ、遠くからは頭だけがわずかに覗く状態だった金松桜。
木に囲まれ、しだいに弱っていくばかりであったところ、杜の仲間たち・鹿野のメンバーが土地の所有者に掛け合ったそうです。
そして周辺の木を伐採し、その保護に成功したという経緯を経て、いまこうして、その姿を眺めることができるようになったんですよ。
すでに散り始める時期を迎えていますが、ぜひ満開の姿を、来年には眺めてみてくださいね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?