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バリ島|サルが暮らす神秘の森

猿たちが旅行者を歓迎する森のパワースポット。

緑の茂る大きな木々は、肌を焦がすような日中の日差しも和らげてくれます。ここでたくさんの猿たちが暮らしているため、モンキーフォレストと呼ばれる鬱蒼とした自然保護区は、森林浴が楽しめる絶好の散歩スポットです。

木々の呼吸が聞こえてきそうな深い森の中へ入ると、森のあちこちでは猿たちが気ままに振る舞い、訪れる人々を楽しませています。

この地域に暮らす村人たちは、森の精霊の住む場所として敬い、寺院や火葬前の死体を仮埋葬する墓地も置かれています。また、バリアンと呼ばれる呪医師の中には、土地と精霊に力を分けてもらうために、この森で深夜に瞑想する人もいるようです。

神秘的な気配を肌で感じながら、巨木がそびえ立つ森の中心広場から西へ進み、石造りの端を渡ると、水を称えた池と水の寺院があり、さらに階段を降りると、沐浴場も見学できます。水の寺院から続く小道の川沿いを進むと、ジャングルを通過して日光が差し込む神々しい谷へと出ます。さらに川の先では湧水が出ており、ここの水は聖水としても使われています。

谷の周りで大きな羽を持つトンボを見かけたら、それは、お化けのトンボを意味する、チャプン ハントゥ。『精霊の住む場所に姿を現す』という言い伝えがあり、谷の清冽な空気に包まれていると、そこかしこに神秘的な存在が感じられます。

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