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神さまと調和するバリ


ヒーリングアイランド

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神々の島と呼ばれるインドネシアバリ島では、独自のバリ・ヒンドゥー教の信仰者が、人口の9割近くを占めていて、ほかの東南アジア諸国にない、独特の雰囲気があります。

人々の生活には、バリ・ヒンドゥー教がふかく根付いており、長期のバリ島滞在者はもちろん、短期でバリ島を訪れる旅行者でさえも、その存在を意識せずにバリを歩くことはできません。

たとえば、街中では女性たちがいたるところでお供えをしていたり、寺院などでは祭礼を目にする機会も少なくありません。

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きらびやかな衣装と独特の目と、指の動きが印象的なバリ舞踊や、幻想的な音楽をかなでる、ガムランなどのバリ島独自の芸能文化も、バリ・ヒンドゥー教徒と深い関わりをもっており、バリ島の人びとのおだやかで、やさしい笑顔も、その信仰深さがきっと大きく影響しているのでしょう。

また、バリ島ならではのものに魅せられて、世界各国からたくさんの人たちが、いまもバリへ移り住んでいます。

理由は物価の安さよりも、
「バリがとにかく好きだから」

バリ島特有の雰囲気になじめるかどうかは、実際にバリ島を訪れてみないと分かりません。

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" 神々の島 "

この地を訪れるとたしかにそれを実感し、目に見えない何か大きなものに包まれているような安心感を感じます。その居心地のよさがきっとたくさんの長期滞在者を魅了し、魅力をつかんではなさないのでしょう。

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バリ島の空港に降り立ち、ヴィラに向かう道すがら、人びとが道端にたたずんでいて、のんびりと会話をたのしんでいる姿を目にします。


つい数時間前までいた日本とは、まったく違った速さで時間が流れているのを感じ、これからバリ時間に身をまかせることをとても幸せに思い、それと同時に、ずっと昔に来たことがあるような、なんともいえない懐かしい気持ちも湧いてくるのです。

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日本と異なる時間の流れに身をおいて、異文化を感じながら、のんびりすごす精神の浄化の旅は、すべてのものを包み込み、穏やかな気持ちにさせてくれるでしょう。バリ島にはそんな目に見えない力が確かに存在しています。


誰かのために祈る島

バリとは古代ジャワ語で神々に捧げられた”供え物”のこと。

その言葉どおりバリの人々は神さまに祈りを捧げる暮らしを、あたり前のよう行っています。

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宗教観を基盤に、考え方の背景には独自のバランス感覚があります。

これは対極にいる同士が敵対するのではなく、あくまでバランスをとって共存しているということ。

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例をあげると、「神々と悪霊、静と動、山と海、右と左、白と黒、善と悪、男と女、上半身と下半身、長所と短所」などが互いにその役割を果たして、”いつもちょうどいいバランスのところで安定”しているというものです。

人の心の中にも、善があり悪がある、向上心があり怠け心があることを知る。

できるだけ良くないものが表に出ないように生活を送ることが、ゆったりと広い心でいるために必要な心がけなのかもしれません。


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