<星読み>10月9日天秤座新月
10月9日(火)12:47ごろ天秤座の新月。天秤座の太陽と月が強大な力を表す冥王星(山羊座)にがっつり刺激されている。
今回の太陽と月は、変革を表す天王星(牡牛座)からも夢やビジョンを表す海王星(魚座)からも刺激を受けている…つまりトランスサタニアン(土星より遠くにある天体)3つ全てから影響を受けている。
新月の影響は大体これから2週間ほど、次の満月のあたりまで続く。
今回の新月の星配置から受けるインスピレーションフレーズは
「クローゼットから出る」「誠意について」。
この新月付近は、自分の本心や心からの欲求を隠しておけなくなってくるタイミング。周囲に合わせて自分にうそをついたり、周囲の要求に合わせ自分のかたちを変えて生活することがどうにもこうにも億劫になってくる。もう自分の本心、心からの欲求からしか行動できなくなってくる感じ。
生活の中で周囲の要求に合わせて生きるのがデフォルトになっている領域があるなら、ちょっとしたトラブルやショッキングなできごと、体調不良などがあなたに「今が方向転換のしどきですよ~」と教えてくれそう。
人への要求とは、人に対する「こうしてほしい」という無意識の期待や、「こうするべき」という暗黙の規範意識のこと。お互い意識することなく相手に貼り付けあってきたそのような期待、規範意識を剥がしていくとき。
相手に合わせるのが苦じゃないときや、「こうして」とはっきり伝えていてお互い了承していることは全く問題じゃないので、気にしなくて大丈夫。
お互いに要求することと自分の欲求との食い違いがある場合は、話し合いをする必要が出てくるかもしれない。
でもあなたに合わせさせる周囲も、合わせるあなたも。
逆に、合わせさせるあなたも、合わせる相手も、どちらもわるくない。
ただ、個々の境界線があいまいになってお互いの領域に侵入しすぎているだけ。
自分の欲求と相手の要求が違うなら、その違うことを認識し、相手に合わせること、合わせさせることを止めるのを選択していこう。
そして誠意とは、人に対する誠意ではなく、自分に対する誠意。
英語だと「Integrity」という感じ。
Integrityを辞書で引くと
「 the quality of being honest and strong about what you believe to be right」(ロングマン現代英英辞典)自分が正しいと信じることについて正直に、そして強くあること、とある。
自分の信条や大事にしたいことを持つこと。それをちゃんと大切にすること。自分の中に存在する、揺るがぬ神様のような尊い部分を大事に生きる、という感じ。
思うことや考えが日々どんどん変わるのは当然で、もちろん変わってもいい。でも、生きていく中で絶対大事にしたいこと、信じていること=Integrityはどんなときも常にベースとして生きていこう。そうすることで、よりよい未来へ向かっていける。
あなたにはそういうIntegrityがあるだろうか?なかったとしたら、それについて考えてみよう、ということをメッセージしているように思う。
この新月は、そんな感じで「人と自分とは違う」「自分が大切にしたいことは何か?」というテーマを通じて『個の確立』を私たちに強烈に投げかける配置。
ではとりあえずどうすればいいのかというと、まずは自分のことを大事にすること。自分の感じていることの、自分にとっての絶対性を信じること。
そして、生きられる時間は有限。有限の人生の中で何を大切にしたいか?そして世界とどうコミュニケーションをとっていきたいか?を改めて考えてみること、と感じます。
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