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チャハールシャンベ・スーリー

昨日、イランはチャハールシャンベ・スーリー(چهارشنبه‌سوری chahār-shanbe sūrī)でした。
イランの新年は、ノウルーズ(نوروز、nowrūz)と言い、3月21日(春分の日)に、イラン暦では1401年を迎えます。

ここで、西暦とイラン暦の違いについてちょっとだけ簡単にお話ししますね。西暦は、キリスト教の救世主であるイエス・キリストが誕生した日を起源(元日)としています。

イラン暦は、西暦622年にイスラム教の創始者であるムハンマドのヒジュラの年を起源としているため、今は1400年。春分の日から1401年になりますが、日付が変わった瞬間に新年を迎えるのではなく、太陽が春分点を通過する瞬間に日付が変わります。

なので、毎年、新年を迎える時間が違うんです!!

実は、私はずっとイラン暦はムハンマドが誕生した日を起源(元日)だと思い込んでいたんです!!
西暦が、イエス・キリストの誕生した日を起源としていたので、イラン暦はムハンマドが誕生した日が起源になったのだろうと、、、。

そしたら、ムハンマドが誕生した日ではなく、彼とその信者たちがメッカからマディーナへ移住(聖遷)《せいせん》した日が起源でした。

宗教的なことや、イラン(ペルシャ)の歴史については、あまり詳しく知らないので、このくらいしか書けません(^^;)


題名にもある【チャハールシャンベ・スーリ】とは、新年(ノウルーズ)の前の最後の水曜日の前夜に行なわれるもので、焚火の上を飛び越えるお祭りです。

私がテヘランに住んでいた頃、ノウルーズを迎える前の週の火曜日の夜は、この光景を毎年見ていました。

ただ、焚火の上を飛び越える行事が、年々派手になっていき、そのうち爆竹などで度を超えた火遊びが流行ってしまった時期もあり、ちょっと外出が危ないと思ったこともありました。

在イラン日本大使館から、チャハールシャンベ・スーリーについての注意事項のメールが来ていたくらいですから😅

もともとは、歴史的背景としてゾロアスター教の古代イランの儀に端を発しているらしいです。

下に、2021年のAFP BB NEWS の動画を紹介するので、興味がある人は見てみて下さい。

3月21日以降には、イランの新年であるノウルーズの記事を書こうと思います。

この記事の見出しに載せた写真は、イランに住んでいた頃に気に入って買ったノウルーズにちなんだ人形です!頭の上に、ノウルーズにはどの家庭でも必ず飾る【ハフトスィ-ン】(Sで始まる7つの植物や食べ物)を載せているんですよ!!

今日も最後まで読んで頂き、どうもありがとうございました!😊





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