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竹職人になりたくて #16 六つ目編み盛り籠 その1

最近本当に疲れが溜まってるというか、抜けないというか、家に帰ってゆっくりしてると気がつくよ夜中だったり早朝だったりします。寝てるというか、意識無くなってます。嫌な記憶が蘇るのでそろそろ体調ちゃんとしないとなと思っているけど、なかなかリラックスできないんですよね。何かおすすめの方法ありますか?

DAY 24

ということで、本日ついにほんちゃんの課題がスタートしました。1つ目の課題は六つ目編み盛り籠でございます。材料は昨日の雨の止んでる時間に大急ぎで準備して本日からスタートとなりました。

編組に入る前に、材料作りがあります。ここが1番大変だな。必要な材料は以下の通りです。

|         | 長さ(mm)  | 幅(mm) | 厚さ(mm) | 数(本) |
|  :---:  |  :---:   | :---:  |  :---: | :---:  |
| 編みひご  | 500      | 5.0    | 0.55   | 30     |
| まわしひご | 900950 | 5.0    | 0.55   | 4      |
| 外縁     | 755+70| 11.0   | 2.5    | 1      |
| 内縁     | 725+70| 11.0   | 2.0    | 1      |
| 柾       | 900〜    | 2.5    | 3.0    | 1      |
| 仮力竹    | 230     | 13.0   | 3.0    | 3      |
| 力竹     | 185      | 14.0   | 2.5    | 3      |
| 籐       | 2600     | 2.0    | 0.6    | 1      |

noteでは表を作れないので、ひとまずはこれで勘弁ください。いつか綺麗に表示できるように直します。マークダウンの原文でごめんなさい。

材料そのものの加工方法については以前書いていましたが、その順序に従って今回も加工していきます。気になる方はこちらから読んでください。

まずは編みひごから作って行きましょ!


節くり

最初に節くりを行います。これは竹の節の部分のすぐ下にある竹皮部を竹割り包丁を使って削り落とす工程です。わかりにくいかもですが、この竹は上下を逆に撮ってしまったので、節削られてるのは上側です。ちょっと苦手なので、あまり綺麗ではない・・・。練習せねば・・・。

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スミ付け

これはけがきコンパスを使って竹に印を付けていきます。今回編みひごは5mmで欲しいので、6mmで印を付けていきます。本当はもっときわっきわに印を付けなきゃいけないのですが、気がつくつ結構下に下がっちゃうのですよね。注意しなきゃ。

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割り込み

この印に合わせて竹割り包丁で割り込みを入れていきます。包丁の角度が竹に垂直であることと、竹の中心に向かって割るように注意します。ちょっと気をぬくと斜めになったりするので結構集中します。包丁を竹に当てて軽くトントン床に打ち付けると簡単に包丁が竹に入って割り込みが入ります。一箇所めっちゃ割れてますが、ここまでやらなくても問題ないです。

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半割り

次にこれを半分に割ります。節の部分が硬いので包丁の取手と刃の方を両方で持って床に叩きつけると結構簡単に割れます。割ったとは節の部分が硬くて邪魔なので、包丁の裏かゴムハンマーで抜いちゃいましょう。今回支給された竹は編みひご用が8本あるので、全部一気にやりました。疲れました。

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荒割り

半割りが終わった竹は荒割りして行って、割り込みを入れた本数にバラしていきます。この時なるべく2の倍数になるように分けて割っていきます。とはいえ、そう簡単にはいきません。例えば16であれば半分にすると8、4、2、1といきます。半分にすると力が均等に別れるので割れやすくなります。これが13とかだとなるべく2の倍数が欲しいので8と5で分けたり、9だったら5と4に分けたりしながら割っていきます。いくつ竹が取れるかでグループ分けすると考えずに割っていけるので整理整頓が大事です。節の部分は割る時硬くて邪魔で、しかも手に刺さったりするから時々包丁で叩き落すと作業が早くなります。急がば回れですね。

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荒剥ぎ

今回は0.55mmでひごをとるので皮側を1.3〜1.5mmぐらいで剥いでいきます。一本ずつ測ってられないので目見当になります。作業前にじーっと定規見てますが、手に覚えてもらうしかないですね。

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ぱっとみで量が減りましたね。荒割り段階からは量が30%ぐらいまで減っています。もったいないですが、ゴミ担ってしまいます。自宅だったら焚き火に使ったりしますが、大分県立竹工芸訓練センターでは捨てます。

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うーん、全体的に思ってたより厚みが出ちゃいました。この次の作業で調整するしかないですね。この時点で午前は終了しました。休憩もちょこちょこ入れてましたが、ざっと3時間半でここまでです。


薄剥ぎ

先ほど荒剥ぎしたひごを今度はもっと薄くしていきます。0.55mmにしたいので、ここでは0.6mmを目指して剥いでいきます。気をぬくとひごが折れてしまうので、結構慎重にやります。慎重にやるけど、スピードも求められます。

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竹の量も荒割りから40%ぐらいまで減ります。最初から見ると14%ぐらいまで減っています。竹ほほとんどが使えないんですよね。思うところはありますが、こんなもんなんですよね。結局は皮の硬いところしか使えないので。

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こちらもちょいちょいブレがありましたが、概ねいい感じでした。薄剥ぎをちゃんとやらないとこの先が結構厳しいので、結構神経を使いました。この作業だけで2時間ちょいかかりました。めっちゃ疲れましたよ。


残り時間が少ないので、本日の編みひご作りはここで終了しました。とはいえ時間があるので、まわしひごの節くり、スミ付け、割り込み、半割り、荒割りまでやっちゃいました。これは30分ぐらいで即終了でしたね。ここまでは早いんですよね。ここまでは・・・。

さて、明日は編みひごの幅取り、面取り、うらすきを終わらせたいですね。早く終わればまわしひごも進めることができればと思っています。集中してがっつり作業していたせいか、今日は本当に早かったです。そして家帰ってから夜の9時頃まで意識がなかったので更新時間が遅くなってしまった。

ということで、お風呂に入ってきます。早く寝なきゃ。明日は温泉にいこう、うん。

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