見出し画像

竹職人になりたくて #18 六つ目編み盛り籠 その3

最近本当に全身が痛くて痛くてたまらないです。特に手。腱鞘炎持ちなので、いつ再発するかドキドキしながら毎日温めたりマッサージしたりしてだましだまし酷使しています。無事でいてくれよ。

DAY 30

さて、今週はひたすら追加でひごを作成したりでした。そして水曜日からちょっと新しい作業ですが、力竹の作成に入りました。


仮力竹・力竹

仮力竹は文字通り仮の力竹です。力竹とはカゴの底を安定させるのと形を綺麗に保つ役割があります。仮力竹は編んだ六つ目を立ち上げる時に使い、力竹は立ち上げが終わった際入れます。

ということで、太めの竹をひたすら薄く・・・。

画像1

太いから大変なんですよね。厚みを揃えたら今度は欲しい長さにカットしていきます。

画像2

そしてカット後に仮力竹と力竹の形に加工します。加工といっても小刀でチョチョイって削るだけなんですけどね。これがまたしんどい・・・。

画像3

左3本が仮力竹で右3本が力竹です。サイズが違うのには訳があります。差し込み方が違うのです。仮力竹は雪の結晶のような形で入れて、力竹は三角形に入れます。

とりあえず1つ立ち上げてみましょう。

画像5

基本の形となる六つ目編みです。中心がずれてるから線が変な方向に言ってますね。そこはご愛嬌ということで。とりあえず、編み台にある線の箇所に仮力竹を入れて立ち上げます。ここでまわしひごの出番!

画像4

いい感じですね。これをいくつか作って今週は終了。来週はもっとこれらを量産しつつ、残りの柾・外縁・内縁・籐の加工を行います。


また本日からデザインの授業も始まりました。毎週金曜で全部で6回行うそうです。午前中だけでしかも6回で何を学べるんだと思っているけど口には出さないようにしておきます。

授業内容としてはまずはデッサンをできるようにとのことでした。自分が作りたいもののデザイン画をちゃんとかけるように、また他者にきちんと伝えられるようにという目的があるそうです。うん、絶対必要だね。

でもいきなりは難しいということで、グレースケールに色変換したカゴの写真をトレースするところから始まりました。完成したらまた紹介しますね。トレースしたものを次はケント紙に移すそうです。それはそれで難しそう


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?