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親知らず体験記

20歳すぎるとなぜか疲れたりストレスが溜まったりすると親知らずが痛くなる,そんなことを経験したことがある方は少なからずいると思う。
わたしもそんなひとりだった。

親知らずを意識したのは学部1年のとき。いきなり親知らずが炎症を起こして歯医者に駆け込んだ。そこで,自分の下の親知らずが両方とも横向きに生えていて,そのうち抜かなきゃいけないことを聞いた。

それから,5年の月日が流れ,歯を磨いて鏡を見たそのとき,
「親知らずの隣の歯,虫歯疑惑」
が急浮上した。このとき,少なからず動揺したのはいうまでもない。

基本的にわたしは「病院」が嫌いである。
注射怖いし,薬は飲み続けるのが面倒くさい。
だから,よっぽどのことが起こらない限り病院には行かない。

だから,歯医者には行きたくない。
だけど,虫歯は早めに治療したほうがいいことはGoogle先生が言っていた。
「う〜ん。"Now is the time (King牧師)" か。」
てことで歯医者に行ったのが先週。

そして,話はトントンと進んで,左下の親知らずを抜いたのが昨日
ここからは人生で2回しか(?)経験できない親知らず抜歯の備忘録としたい


抜歯当日朝

前の日の夜に,「親知らず 抜歯」をGooglingし,AppleのWWDC20を観たら,案の定寝坊した。予約時間の1時間前(11:00am)の起床。
最後の朝食を豪勢なものにしようと考えていたのに,そんな時間はなくなった。ちゃちゃちゃっと朝ごはんを食べて,事前に渡された抗生物質(パセトシン)を飲む。
そして,歯を磨いていざ出陣

抜歯準備

歯医者についたら,待たずにすぐ呼ばれた。
そして,今まで行ったことのない奥の部屋に通された。
「おお,こんなVIP ROOMがあるのか」と思い,少し興奮した(苦笑)

まずはじめに,麻酔を打つときの痛みを抑えるための麻酔(表面麻酔)が塗布された。これがなんともいえない"安いお菓子のバナナの味"だった。
これを塗って,椅子が倒された状態で10分程度待機。

次に,麻酔が歯茎に打たれた。これが痛かった。
「ごめんね〜痛いでしょ〜」by 先生
ああ,わかっているならどうにかしてよ〜。と思いながらとりあえずうなずく。うなずいたところで事態は変わらない。
そして,再び10分程度待機。

よし,次は遂に抜歯か。と思って構えていたが,まさかの,
もう一回麻酔打つね〜」とゆるい声。
もう,痛みは全くなく,歯茎,舌,唇がなんか膨張しているような感じ。
さて,ようやく次が抜歯だ。

抜歯

先生がゴム手袋をつける音がする。そして,助手の人の足音も。
いよいよだ
抜歯の流れをはじめに説明される。

① 親知らずの頭の部分を切り出す
② 歯茎を切る(できるだけ侵襲を小さく)
③ 根っこを取り出す

流れはこんな感じ。
少し詳しく①~③で感じたことをかく。

①では,ひたすら歯が削られた。もちろん痛みはなく,音と振動しか感じない。
②はもはや感じない。
③がメインイベントだった。
歯の根っこは顎の骨に埋まっている。なので,歯の根っこを取り出すためには骨を切り出す訳には行かないので,"引き抜く"しかない。
絵本の『大きなかぶ』をイメージしてもらうといいだろう。
先生が力を入れて「うんとこしょ どっこいしょ」と歯を引っ張る
でもまだまだ,根っこは抜けません。
先生はもっと頑張って「うんとこしょ どっこいしょ」と歯を引っ張る

こんなことを10分ぐらいやって,ようやく抜けた(らしい)。
抜けた感覚も痛みも全然感じない。

歯茎の傷口を1針縫って抜歯は終わった。

抜歯後(当日)

麻酔が効いている間は「親知らず抜歯余裕じゃん」と調子にのっていた。
が,麻酔が切れてくると,じわーっ,ずーんと痛みが襲ってきた。
そして,口の中が血の味がする。(大事な血が...(貧血) )
ただ,この痛みはロキソニンを飲むことで消えた。
夜ご飯も普段のものは無理だが,野菜と肉入りの柔らかく煮たうどんを食べることができた。
睡眠も痛みで寝れないということはなく,ぐっすり寝れた

あとがき

結構な大作になってしまったが,
・ロキソニンやばい
・先生自画自賛の治療の出来だった

ということがわたしの抜歯備忘録のまとめである。
治療には個人差があるのでなんともいえないが,今回のわたしの抜歯は懸念していた問題は起こらなかった。
これを読んでくださった方に安心感を届けられると嬉しい。
ぜひ,いい歯医者に出会ってください。

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