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東欧旅行記:ウィーン(2日目)オペラ座編

2日目の夜に起こった忘れられないエピソードをオペラ座編として書いてみたいと思います。
前回の続きです↓

5.18:00 ウィーンオペラ座


19時からのオペラ公演の当日券(立見席)を目当てに、18時頃から並び始めました。

今はどのようなシステムになっているかはわかりませんが、当時は当日券のために並ぶ場所があり、数量限定で立見席を先着順でゲットできるシステムがありました。18時頃その列に並び始めました。

前から何番目くらいだったかは忘れてしまいましたが、確か建物内にチケットカウンターがあり、そこから壁沿いに出口まで並び、外にまで列は続いていたと記憶しています。並び始めて30分ほどたったころ、列が動き出し、順調に前の人たちがチケットを受け取っていきます。私たちの番が来ました。チケットはありそうです。しかし、、、
「残り3枚です。」
「……………。」
私たちは、4名で並んでいたのです…。なんという悲劇…。
チケットありそう!大丈夫そう!!とテンションMAXになっていた私たちは、あまりのショックでなんとか「あー…ok。私たち4人だから…大丈夫です…」と声を出すので精一杯でした。ウィーンのオペラ座で、クラシックの本場でオペラを鑑賞できる!!!とあこがれて、期待して、それが目前だったために私たちはしばらく頭が働かず数分後、とぼとぼ出口に向かって歩き出しました。
すると、ちょうど外に出たとき、スタッフの方が小走りで近づいてきて、「さっきのチケットよりは高価だけど、席もいいから、このチケットだったらどう?」と代替案を提示してくださったのです(泣)(泣)(泣)
順番待ちをしていた当日券は立見席なので、学生でも入りやすい安価な値段で提供しているという特徴がありました。見るからに肩を落としとぼとぼ帰っていく姿があまりに可哀そうに見えたのか、キャンセルが出たのか余っていたのかは不明ですが、前から12列目ほどの席を代替案として提供してくださったのでした。私たちのそのオファーに涙目で感謝を伝え、無事オペラを観劇することができました。(´;ω;`)

肝心の題目は『L'incoronazione di Poppea(ポッペアの戴冠)』でした。
古代ローマ帝国の皇帝ネローネが、周囲の反対者を排除して、寵愛するポッペアを皇后とする物語で、1642年にヴェネチアで初演されたそうです。

感想を正直に話すと、事前に調べ頭に入れ臨んだのでストーリーはなんとなく追うことができましたが、歌唱の内容や衣装、端にいる俳優さんが何を表現しているのか…など、恥ずかしながら知識不足な部分が多すぎて、すべてを理解することはむずかしかったです。ただやはり俳優さん方の歌唱や演技、ライブミュージックは迫力があり、特別な空間でオペラを観劇するあの時間は一生の中でもかけがえのない時間だったと思えます。
観光学生に、席を用意してくださって本当に感謝感謝の夜でした!


念願の✨
オペラ座内部の大階段
夜のオペラ座の外観
名残惜しいオペラ座…

今回も、最後まで読んでさってありがとうございました😊
ついに、次のエピソードで東欧旅行記完結です!
楽しみに待っていてくださったら嬉しいです✨



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