不動産投資や株投資：アプリやSNSで広告必死ですね

最近、アプリの無料広告やSNSで「不動産投資で儲かる」「株式投資で儲かる」といった広告やアカウントをよく見かける。
「そんなに儲かるなら、雑誌とかによく出ている有名投資家みたく自分で儲ければいいのに」
私は普通にそう思うのだが、どうもみんな違うらしい。実際、有名人の名前が書いてあったりして、それを信じて騙される人も多いらしいのだ。
もちろん、有名人は関与していない。全部、嘘だ。
ちょっと考えればわかることだが、有名人はそんな広告を打たなくても、向こうから嫌と言うほど人が寄ってくるからである。

その道のプロは先に儲けている

だいたいこういう話は、よく聞くその道の専門家がすでに美味しいところを食べきった後に素人に話が回ってくることが多い。素人が参入するころにはすでに時遅く、利益を得る機会が少なくなっている可能性が大である。
不動産などは一番美味しいところは大手企業や外資が購入しているのだ。素人は確実に余りものである。
実際にコインランドリーや無人販売店などで、素人が手を出して失敗している例を見ると明らかである。プロは事前のリサーチをこれでもかと思うほどにやっているものなのだ。

バブル経済

実際にバブル経済の時にも同様の現象が見られていたらしい。設備投資が増え続け、日本の株価は下がらないという専門家もいたほどである。でも、結果的にバブルは崩壊し、専門家は早々に逃げたものの、素人は逃げ遅れ大きな損失を被った。

大人は自己責任

投資をするなとは私は言わないが、全部自己責任である。
いい大人が自分で始めたことを、「誰々が言ったから」と他人のせいにするのが良くわからないのだが、現在の日本は常にそんな感じなのかもしれない。
ちょっとでも違っていると嘘つき扱いされ、まさに犯罪者となる。本当のことを正直に言っても嫌われる。
ようは、自分に耳障りのいい事だけを信じているのだ。
そういう人は自己責任でお金を運用することはできないので、やめた方がいいと思う。

最後に

「１００万円投資して、明日５０万円になっても平気な人が株に向いている」
昔、どこかでそんなことを言っていた投資家を見たことがある。
確かにそうかもしれない。そこで損切りをするか、持ち続けるかの判断を自分で判断できる人しかできないものなのだ。
株式投資などはそんなの耐えられない、無理だと思った人ができる投資ではないのだろう。