ブロガ-藤原かずえさんの論文について⑶

                  令和4年10月22日

以下は21日の紹介文の続きである。
26・紀藤弁護士は・・・・自民党議員に対しては魔女狩りしていた一方、       立憲民主党議員が問題視されるとゴ-ルポストを移動したのです。

27・消費者契約法は反証不可能な形而上で発生した契約を反証可能 な 形而 
  下で取り消すことが出来るという宗教哲学に適った論理的法律である。

28・日本は法治国家なので、トラブルが存在するのであればデュ-・プロセ
  スに従って解決するしかありません。

29・現代日本において日本国民に霊感の存在を広く広報したのはテレビ番組
  である。例えば・・・サイババ・織田無道・宜保愛子・前田和慧・細木
  数子・マクモニ-ゲル・江原浩之と言った霊能力者を紹介して霊能力
  ブームを作ったのはテレビである。

30・国民の日常生活において反証不可能な言説を権威づけることに大きく貢     
  献しているのはマスメディアである。・・・テレビ局の収益となる莫大 
  な広告料を負担しているのは消費者である。従って政治家だけを霊感商
  法の元凶と認定して批判するのは無責任である。

31・岸田首相は自らの保身のために、マインド・コントロールによって信者        
  を勧誘し、態度を変容させ、食いものにするワイドショーとそのワイド
  ショーにマインド・コントロールされた国民の要求に従って、点検とい
  う名目の下に「所属国会議員に対して思想調査を実施し」、有無を言わ
  さず反省させたのであって、これは「民主主義の死」をも意味する自傷
  行為である。

32・アベガー教は日本の国教になった。

33・国家の重大事を重大事とも思わずにワイドショーにマインド・コント
  ロールされ続けている日本国民は深刻である。

34・マスメディアはショッキングなコンテンツで国民を精神的に無防備な状
  態にしたうえでマインド・コントロールを行い、好きなように支配して
  いる。

35・多くの日本国民は「日本マスメディア統一連合」というカルトの狂信的
  な信者であり、脱会は絶望的です。

小生、弁護士業務を49年間続けて来た。従って一応法律の専門家を自認している。現在の法律内容については疎くなっているのであるが、法の精神だけは、しっかりと身に付いている。そうした小生の目から見て、藤原かずえさんの論旨は日本国の現行法体系に全て合致しており、些かも逸脱していない。

小生、旧統一教会問題に深くかかわって来た紀藤正樹君らの被害者救済業務を高く評価している者ではあるが、その一方で藤原かずえさんが指摘するとおり、近頃のマスメディアの偏向に煽られた法律家の多くが法の精神を少々見失っているのではあるまいかと感じている。

ここは謙虚に、藤原かずえさんの論旨に耳を傾け、法の精神に立ち戻るべきものと考える。

そもそも旧統一教会の被害者多発問題は関係する国家公務員の著しい職責放棄が最大の原因であり、関係公務員部門が十分に職責を果たしていなかったことから発生しているのである。本来であればそうした国家機構の機能不全を速やかに正し、機関相互の連携作業の回復による法的効果を期待させることが国会議員の役目であるはずなのに、多くの政治家にその法的知識と問題の解決能力がないことがこうした国際的詐欺集団の跋扈を許して来た最大の原因なのである。

従って被害の発生は自民党議員の無能のみにあるのではなく、野党の国会議員にも同様の責任があったこと明らかである。各省庁の関係部門に存在する調査機関や児童救済に関する諸機関のサボタージュを指摘し、これら関係諸機関を法の制定趣旨どおりに動かそうとしなかった点では、全国会議員がその責を負わねばならない。

安倍晋三氏が国の運命を支配する程の重要な外交事案に全精力を注いでいる状況下にあっては、国際的詐欺集団による国民多数の被害防止という国家活動は安倍晋三氏が有する特別の才能を持っていない凡百のその他の国会議員がその役目を果すべきではなかったのか。

人はその器によって自己の職責を十全に果すべきものであり、何もかも安倍晋三氏やそれを支える安倍派の国会議員に期待すべきものではあるまい。

モリ、カケ騒動を見ていても、野党の国会議員の視野の狭さと知的レベルの低さにはがっかりせざるを得ない。旧統一教会の被害者多発という問題点について早くから気付いていたのであれば、野党議員らこそが例えば未成年の子供から両親との親子の縁を切る為の特別の訴訟手続の構築を提案するとか、親の財産の中から子供の養育費分を法的に分離して弁護士に預けさせることが出来るような特別の財産分離制度を新設するとか、旧統一教会の家族内被害者救済の方法を実現する新たな法的制度の提案はいくらでも出来たはずである。

そうしたことを何1つ提案出来ない凡百の国会議員は、自民党議員でも野党議員でも早々と辞めてもらいたいと思うのだが、そうした凡庸の国会議員から日常生活での祝電を期待しているような国民が多数を占める国内の現状では、藤原かずえさんが指摘するとおり「日本マスメディア統一連合というカルトの狂信的信者であり脱会は絶望的です」という漫画チックな思いが募るばかりである。

日本国民よ!!旧統一教会の問題は無能な国会議員を選出して来た選挙民の愚かさにもその原因が存在するのです。いい加減に「日本マスメディア統一連合というカルト集団」から目を覚まし、国家と国民の為に本当に役に立つ知性の高い実務能力に習熟した人間を国会に送るべきではないでしょうか。小生はそのように考えまする。今回の文でブブロガー藤原かずえさんの秀逸論文の紹介を終りにします。



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