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霜降り明星への期待②

以前に、「霜降り明星への期待」という記事を書いた。

要約すると「霜降り明星に『平成世代の共通言語』を笑いに出来る新時代を作って欲しい」ということを書いている。ここで言う「平成世代の共通言語」とは、所謂「ポケモン」や「スマブラ」など、多くの平成世代が通ってきたカルチャーや慣習、時代感覚のことを指す。

この記事に関して、更に思う事が増えてきたので追記してみたい。
霜降り明星に対して、新世代のお笑いの価値観をこじ開けることを期待している理由は他にもあるのだ。


◆上の世代のバックグラウンドも持っている

彼らは、知識範囲が自分達の世代だけに偏っておらず、上の世代に対しても感覚を共有できるようなバックグラウンドを持つ。

せいやは、昭和のお笑い や 歌謡曲についても詳しい。粗品は、パチンコや競馬など、ギャンブルについても詳しい。彼らはこういった話題の中に、時折「平成世代の共通言語」を混ぜる。こうすることで、極端な抵抗感を生むことなく、段々と新しい価値観を浸透させることが出来る。

◆2人のカバー範囲の広さ

2人はまるで陰と陽のように、知識のカバー範囲が分かれている。

例えば、粗品はニコニコ動画を始めとした2000年代のネット文化について非常に詳しい。
せいやはネット文化について詳しくないが、反対に、ドラマや映画など の芸能文化については明るい。
「平成世代の共通言語」と言っても、それらが指す範囲は非常に膨大である。
だが、2人が別々の知識範囲をカバーし合っていることで、霜降り明星としては広い領域の話をすることが出来る。そうすることで、共感を持つ人々を増やすことが出来る。


◆ネタがちゃんと評価されている

もう2年前の出来事だが、霜降り明星は歴代最年少M‐1チャンピオンである。
その他にも、R‐1、すべらない話、歌ネタ王、家‐1… 数々のタイトル(?)を獲得している。
2人はネタを突き詰めて、評価されて有名になった。だから「ネタが面白くない」などといった言いがかりは通用しない。説得力を持たせるのに、これほど最適な者たちもいない。


霜降り明星よ、「僕らの世代のあるある」がメインストリームになる世界を作ってくれ。

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