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【クローン病】2024年8月血液検査の結果

クローン病管理に必要な3つの指標—アルブミン、CRP、LRGを理解しよう


Q1. アルブミン(3.4)とは何ですか?その数値が低い原因は何でしょうか?

  • アルブミンは、血液中のたんぱく質で、栄養状態や肝機能を反映します。通常、アルブミンの正常値は3.5~5.0g/dLです。3.4g/dLという数値は正常範囲の下限に近く、低アルブミン血症の可能性があります。
    原因としては、栄養不良、クローン病などによる腸管からのたんぱく質漏出、肝臓の機能低下が考えられます。
    対策としては、栄養の改善、消化吸収を助ける治療、肝機能のサポートが必要です。

Q2. CRP定量(0.4)とは何ですか?この数値はどのように評価されますか?

  • CRP(C反応性タンパク)は、炎症や感染の指標となるもので、通常は0.3mg/dL未満が正常範囲です。0.4mg/dLはわずかながら基準を超えており、軽度の炎症が存在する可能性があります。
    原因としては、クローン病の活動性が挙げられます。
    対策としては、現在の炎症を抑える治療が求められ、医師の指導に従って抗炎症薬やステロイドの使用を検討することが重要です。

Q3. LRG(19.6)とは何ですか?その数値が高い原因は何でしょうか?

  • LRG(ロイシンリッチα2グリコプロテイン)は、比較的新しい炎症マーカーで、特にクローン病や潰瘍性大腸炎の活動性を反映します。
    19.6μg/mLという数値は、腸の炎症が進行している可能性を示唆します。
    原因としては、クローン病の活動期が考えられます。
    対策は、炎症を抑えるための治療(免疫抑制剤や生物学的製剤)を医師と相談し、進行を抑えることが求められます。

これらの結果については、定期的なモニタリングとともに、医師と相談しながら適切な治療を行うことが大切です。


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