NEOCA 2S
1960年くらいになくなったネオカという会社が1955年〜1956年に製造したカメラ。
シャッターはB、1秒〜300分の1秒までのレンズシャッター。
レンズはNEOKOR 1:3.5 4.5cm、ズノー製かもしれないとも聞くが定かなことはわからない。
距離計がフィート表示なのはアメリカ輸出メインのモデルなのだろうか?
当時の価格は12500円だそうだ。
ビール100本分だと考えれば今なら2万円?!
大卒初任給くらいと考えれば20万円くらいか。
二重像が薄く見えづらい。
シャッタースピードを変えられないだけで撮ることはできなくもない。
持った感じは良い。サイズ感も良い。良い感じにクラッシック。
半世紀以上昔の廉価カメラ、修理代払ってまで使おうって馬鹿がいないと滅びる。
そう思いオーバーホールをお願いした。
距離計連動で50cmまで寄れるというレンジファインダーカメラとしては稀有な特徴を持っている。
パララックス補正なんてついていないので近距離のフレーミングは勘だよりだけど。
セルフコッキングありでフィルム巻き上げがレバー式(二回必要だけど)ってのは使い勝手が良い。
きっと現存するNEOCA 2Sで最良のコンディションだろう。
(2020/02/27の投稿をnoteに転載)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?