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コロナがもたらしたもの

今年は世界中がコロナに振り回され、コロナ憎し!でしたが、悪いことばかりでもありませんでした。

まず、会社では強制的に在宅勤務が始まったこと。
私が勤める会社は、バリバリの日系企業で会社は毎日行くもんだ!というおじさんたちで成り立っていますが、時代の流れもあり昨今ようやく在宅勤務制度を取り入れました。しかし、所属上長の変なバイアスもかかっていて社員全員が平等にその制度が使えるというところまではまだ及んでいませんでした。
ところが、どんどんコロナが酷くなり、政府もテレワーク推奨と言い始め、会社はある日突然「明日から全員在宅勤務!」と宣言しました。まったく唐突で驚きましたが、子育て中でもない自分には無縁だと思っていた在宅勤務が突如として始まりました。コロナによって強制的に在宅勤務となり、在宅看取りの大きな助けになったのは言うまでもありません。コロナもなく今まで通りの生活が続いていたのなら、恐らく介護休暇を取得するなど、在宅看取りのために何らかの方法を模索しなければならなかったはずでした。これはまさにコロナだったからこそ得られたことです。

また、父の入院生活もコロナによって激変しました。厳しい面会制限で父の様子が全くわからず、リハビリ病院の医師から聞かされる内容は家族が知る父とは明らかに違う印象でした。コロナ前のように毎日面会に行き、数えきれない入院生活を父と母の二人三脚で乗り切ってきたこれまでとは完全に状況が違っていました。

コロナでなく、毎日病院に行けていたとしたら、、、我々家族は在宅看取りを選択していなかったかもしれません。在宅看取りは、痰取りや口腔ケア、胃瘻からの投薬などの一つ一つが介護に携わったという満足感に直結したと感じています。それは父が旅立った後、残された家族の感情にも少なからず影響するのでは?とも思います。

コロナによって今までとは色々なことがガラリと変わり、戸惑うことがたくさんありました。状況に応じてその時々で考え、最善と思える方法をとってきました。結果、満足出来ているのですから、きっとコロナも悪いことばかりではなかったのだと思います。コロナだからこその選択だったとも言えるわけですから。

そんなことを思っていたら、大晦日に東京の新規感染者数は1,300人を超えました。
コロナだからこそ、なんて言っている場合ではない。。。
持病をお持ちの方や高齢者など、ハイリスクの方々は気が気ではないですね。今より少しでもコロナが落ち着いてくれることを願います。

2020年は色々ありましたが、なんとか乗り切りました。結果オーライ。
来年は、お仏壇購入や納骨するためのお墓探しをお伝えしたいと思います😊
皆さまも良いお年をお迎えください✨✨✨


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