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置かれた場所で咲けたかも?

2023年の1番と言っても過言では無いほどに叶えたかった目標は「仕事に慣れる・仕事で活躍する」だった。

これはもうマストで叶えないと心が死ぬ未来が見えていたし、とにかく仕事が上手くいかない時は本当に本当に本当ーーーーーに地獄だった。

メンバーシップ限定記事だけど、辛かったことがきちんと記録されている。


この記事は、この1年間仕事がうまく行かないことに奮闘していた私の記録。

  • 転職前の人

  • 転職したばかりの人

  • 仕事で活躍出来ていない気がして辛い人

  • 目標がある人

などなどの方々に読んでほしい。




今年前半のことをざっくり書くと、とにかく企画が通らなかった。

※私はとある企業のまあまあ有名なブランドで洋服のデザイナーをしている

以前の会社は業務は同じだとはいえ企画が通らないとか、落ちるとか、そういう概念の無い組織だった。

honoちゃんこれやってね!!と言われれば最後までその企画をやり抜く仕組みで、暇な時などほぼ無く、バンバンと服を生み出し続けていたのだ。

転職した入社した今の会社は、そんな組織ではなかった。

社歴10年の先輩とも同じ土俵で企画案を出し、評価されて通った案のみがサンプル作成に進む。

社歴も短く、ブランドのことの知識も浅く、デザイナー歴が短い私にとってその会議で他のデザイナーを蹴散らして通ることは、かなりの難関だった。

10枚絵を書いても、1つ通るか通らないか。

そんな日々が辛くて、あって無いようなプライドもズタズタにされたし、無力さも感じた。

会議の前日には憂鬱になったし、当日お腹が痛くなったこともある。

コツコツ溜まるストレスで肌もボロボロになった。

この時初めて、

「転職って、転職するまでの面接やら何やらが辛いんだと思ってたけど、そうじゃ無いんだ」

「入社したあとに、そこで自分の立場と仕事を見つけ出してポジションを確立するまでが苦しいんだ」

って知ったのだ。


当然そんな日々が続くなんて耐えられないわけで、

“デザイナーとしてのプライド”とかよりも、“このストレスフルな状況からの脱却”をするために頑張ることに決めた。

自問自答しながら、行動リストを作ったり考え方を見直した。

  • 朝今までよりも1時間早く起きて、Pinterestや Instagramで情報収集する

  • 休みの日に時間ができたらリサーチに行く

  • 会議でのフィードバックは特に集中する

  • 過去の自分の実績にこだわらず、むしろ捨てて今の場所で必要な知識を得る

  • いきなりは無理だから冷静にこなす

  • 慌てずにひとつひとつの仕事をやり抜く

  • 先輩など周りの人に頼る、素直に聞く

  • もらえる仕事はガンガンもらう

  • 企画が通らなくても引きづらず、すぐに次の企画を考える

  • 一年頑張っても出来なければ辞めれば良い(この気持ちが意外と必要で、お尻を決めることで気が楽になった!)

主にこんな感じ。

2〜3月あたりにこのリストを作ってからは、割と素直に実行した。

朝早くに起きるのは実際は1ヶ月くらいしか続かなくて、「睡眠もだいぶ大事なんだよなぁ」と思って無理するのを辞めた。

じわじわと自分の企画が増えてきて、7月くらいにはまあまあ忙しくなった。

それでも企画会議では先輩よりも企画が多く決まることなどは全く無かった。

社歴や上下関係なく、企画に関しては平等な目線の組織だけど、それでも自分がたくさん決まるなんてことはずっと無かった。

企画会議の前に緊張することも治らなかったし、ギリギリまで自分の企画案に自信が持てなくて書き直したりもした。


そうこうしてるうちに9月、とてつもないパワーで大活躍していて皆んなに人気者の超実力派デザイナーの先輩が辞めた。

私は先輩の仕事の60%くらいを引き継ぎ、先輩の穴も自動的に埋めるポジションになった。

そうなると自動的にとはいえ、信じられない脅威のスピードで企画が通り、仕事が爆増した。

ダメなものはダメで通らない会議なので、

自分が出す企画案がダメだったわけでは無くて、単純に先輩の出す案がすんげーーーー良かっただけだった。

そして私に対して優しかった先輩だからこそ、退いてくれたことは私に対してバトンタッチをしてくれたってことだったのかも…?と、今は都合よく考えている。

結局今は、会議でも周りのデザイナーさんと引け目を取らずにそこそこ張り合うようになり、かなり順調に仕事があるようになった。

なんとなく「この企画はhonoちゃんが上手そうだからやってほしい」と言われたりするほどポジションも確立している気がするし、

売り上げランキングでも一時的ではあっても1位になれたりと、自分の活躍も感じれるようになった。

突然忙しくなった反動でミスしたり、超遠回りの謎な業務をしたりすることもあるけれど、

5月に書いたnoteの記事のタイトル通り、年の後半であの時の辛さを回収する形となった。



今年1年かけて、仕事に関してはかなりしっかり向き合えた。

人生初の転職で、前職でそこそこ活躍していると思っていただけに、

自分のダメさとか出来なさとかに気付かされたり0に戻されたように気もした。

でも今回で学べたことは沢山あって

  • 出来ないことがあるならば、落ち込んで自分を責めるのでは無くて冷静に分析して行動リストをたてて実行する

  • 長期的(1年とか半年とかでも充分長期的!)な目で見る

  • お尻を決めれば気が楽になる

  • 自分が出来ていないと思いきや、上にいる先輩たちが強靭過ぎるというパターンもある

  • 自分が上の立場になって後輩が今年の私みたいにもしなっていたら、自分も上に上がるためにも退いてあげたい

  • 「置かれた場所で咲く」は実現出来る

などなど。色々ある。

だから良かった。
辛かったけどね??!


この年齢でこのミッションを自力でクリアできたのはとても大きいと思う。

この先も使える経験だと思うし、何より自信になった。それが1番良かった。

今も年末に向けてどっさりある仕事をこなしている。逃げたくなる業務もあるけれど。


今年1番の目標をクリアした👌

そんな報告 and 同じような思いを抱えている人に読んでほしいnote だった。



#転職 #2023年振り返り  

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