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どんな女もPMSには勝てない

不安感に支配された女の思考は万国共通でヤバイ。本当にすっごくヤバイ。

この世のネガティブを全てかき集めた兵器。自尊心、自己肯定感…あれば心が安定する要素が、なんの理由も無く減っていく。

そう、なんの理由も無く。


ここ3日ほど、信じられないくらいの不安感に襲われている。

自他共に強メンタルと言える私がこんなに不安感に襲われることは、PMS(月経前症候群)以外の理由が思いつかない。

実際、時期的には全然PMSでは無いからもうなんかよく分かんないけど、生理周期が乱れている??

とりあえずホルモンバランスのせい。そうじゃないと納得できないレベルの、「理由の無い不安感」なのだ。


不安要素というのはそもそも存在しないんだけど、膨らましている原因のひとつに「彼がLINEを返してくれない」が挙がる。

これが本当にヤバイ。怖い。何故かというと、

「彼は普通にLINEを返してくれているから」なのだ。


え?ナゾナゾ?こわいこわいこわいこわい…って思っている読者の皆さん、わかります。めちゃくちゃ怖いよな。

説明すると、ちゃんと返事の来ているLINEが突然、

「ものすごく返事が少なくない?もしかしてこの前会った時に嫌なことしてしちゃったのかな?嫌われたのかな?急な倦怠期?え?どしよ…もぅ無理…」と思えてしまうのだ。

冷静に過去のLINEを遡って数えても、そもそも数えなくても、彼のLINEの頻度はほぼ変わっていない。文面の温度感も変わっていないし、ちゃんと愛されていると言える言葉もある。

それなのに、勝手に妄想を繰り広げて悪い方向に持っていって、ただ不安に煽られて「返事返してくれよ頼むよ…」って思い込む、この心がPMS。

これがPMS。コワ!!!!(情緒やば)


この不安感は今すぐ外に放出しないとアカンと思った私は、とある友人に胸の内を全てさらけ出した。

「彼がLINEを返してくれなくて、まあ実際返してくれてはいるんだけど、なんにも彼は悪く無いことは頭でも十分理解してるんだけど不安の矛先が完全に彼に行ってしまってもうどうしようもない、でも全ては自分の心が悪いこともわかってる、こういうことある?どう?」

オチもない話な上にムチャクチャなこの質問の回答は「全然ある。」とのことだった。


あるらしい。これで不安が2%くらい取り除かれた。全然あるんだ、こんな気持ち、

みんな経験してるんだ?辛くない????


世の女の多くがこういう不安感に襲われることを経験すると思うと、哀れだし苦労が絶えないしホルモンバランスなら尚更どうしようもなく、簡単に言うとツラい。えーーーー、辛い。辛いしか出ない。


そして私はもうひとつ思い出したことがあった。

この不安感のせいで、彼氏要らんってずっと思ってたわ、と。

今の彼に対してこんなに不安感が募ったのは初めてだが、彼氏に対して不安の矛先を向けたのは絶対に初めてじゃない。既視感アリ。

なんの罪もない彼氏や好きな人に対して、自分の嫌な気持ちの理由にこじつけて、勝手に不安になって、だけど不安をぶちまくことも出来ず、ただ耐えて我慢する。

この訳の分からない負のループがめちゃくちゃ辛かったのだ。

こんな気持ちになって相手を毎度傷つけるなら、彼氏なんて作るもんじゃねぇ…って、そう思っていた。

そういう相手のいない時期のPMSはまだマシだった。幅広く様々なことに少しずつ嫌な気持ちを向けて、なんか落ち込むなぁ…で済むことが多かった。

そのネガティブな気持ちを向けてしまう場所、甘えてしまう場所、依存する場所があるって、こういう時ものすごく裏目に出る。

1番くらいに大切にしたい人に、自分の嫌な部分を向けてしまう情けなさと、申し訳なさと、しんどさが、とにかく辛くてたまらない。


友人に話をたくさん聞いてもらって、少しだけ心が軽くなって眠った。朝になったらもう少しスッキリしてるかなって思ったけど、大して変わっていなかった。恐るべしPMS。


全ての女は、PMSや生理痛に耐えながら生きている。

朝ふいにテレビを見たら、「花かっぱ」が付いていた。

低血圧ながらに私は、

「花かっぱのお母さんも、もしかしてPMSあるんかな???花かっぱのお父さんに八つ当たりしたり、不安になったりしちゃうんかな???」とか思った。もう末期でしかない。

(花かっぱのお母さん…)


強メンタル女の私がこうなんだ。世の女は、理由もなく何かを我慢して生きている時間がものすごく多いんだ。

PMSとの闘いは、この先も終わらない。
花かっぱのお母さんでさえ、きっと闘ったことがあるに違いない。

全ての女はPMSに、この不安感に、勝つことなど出来ないのだ。


#日記 #エッセイ #コラム #PMS #女 #生理

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