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推しの街、グラナダ

大好きな海外旅行!私にとって12ヶ国目はスペイン。

スペインではバルセロナ、マドリード、グラナダの3都市を巡った。

どの都市も語り尽くせない程の魅力がある国だった。

ご飯が美味しく、陽気な人々。華やかな街並みと穏やかな気候。一年の多くが晴れ。

私が訪れた4月末も、時々小雨に振られたものの基本的には穏やかな気候でとても心地よかった。

そんな中でも1番に私の心をときめかせてくれた場所はグラナダだった。

バルセロナ、マドリードの都市は海外に興味が無くとも知っている人が多いだろう。

そしてスペインを訪れようとなった時、その2都市を抑えて3都市目…となると多くの人が悩むと思う。

トレド、マラガ、サラゴサ、バレンシア、サンセバスチャンなどなど、スペインは多くの都市に魅力があって行き場に迷うと思う。

そんな中でも私はグラナダがとてもとても気に入ったので推したい!

バルセロナやマドリードと比べると圧倒的に小さな田舎街なのだけど。

それでも推しの街、グラナダ。

そのときめきを語りたい。




再訪を約束した理由、アルハンブラ宮殿

まず初めに「え??」って言われそうなのだけど、

グラナダに訪れた場合にマストで行け!!と言われるアルハンブラ宮殿に私は行けなかった。

ここで超〜〜〜簡単に説明!アルハンブラ宮殿とは、“イスラム建築最高峰”と言われる世界遺産の宮殿である。
700年ほど前、グラナダは小さな王国でイスラム国家だった。そしてその中でも力を持った王はアルハンブラ宮殿を建て住んだ。
スペインの大部分はキリスト国家であり、キリスト教の国として統一、領土拡大の運動(レコンキスタ)がありグラナダは攻め込まれる。そして敗北する。
国家統一や領土を奪うに当たり、民族や文化もろとも消そうとするような残酷さを持っているスペインだけど、アルハンブラ宮殿だけはあまりにも美しすぎてイスラム建築なのに残していると言われている。
そしてグラナダを含めた周辺の都市は今でもイスラム建築が所々残っており、その文化が今でも端々に見られる。

話を戻す。

スペインは、観光地に関して制限が厳しめ。

厳しいというか、サグラダファミリアを含めほとんどの大きな観光地はオンラインでの時間予約制。

しかも時間にはとても厳し目で、15分刻みとかで時間を過ぎると普通に無効になり入れなかったりする。

そして観光大国というのもあり、余裕でチケットが売り切れてたりする。

それを知らずに私たちは、グラナダのホテルを取って訪れることを決めながらもアルハンブラ宮殿のチケットを後回しにしていた。

そしてグラナダに訪れる3日前くらいに、「え!チケット売り切れてるじゃん!!??!」となった。

しかも普通に20日先くらいまで売り切れなのだ。全然行けない。

Googleマップの口コミでアルハンブラ宮殿を見てみると

ホテルや航空券の前にアルハンブラ宮殿のチケットを取るべき。

とか書かれている。そんなこと出来なくね??とか思いつつ、目の前の売り切れの表記に絶望した。

公式のチケット以外も、グラナダ市内の観光チケット(アルハンブラ宮殿のチケットも兼になるやつ)なんかも、もちろん同じように20日先くらいまで埋まっていた。

唯一の手としてはスペイン時間0時(日本の午前8時)にオフィシャルサイトでチケットのキャンセル分が売り出されるのを早い者勝ちでゲットすること。

そんな手を知っても普通にアクセス集中でチケットは取れず、当日の0時も粘ったけどダメだった。

当日券狙いも相当枚数が少ないらしくて、ホテルの朝ごはんを食べてから向かった私たちは当たり前のようにsold outの文字を見た。(流石にそののんびりさは舐めてる)

アルハンブラ宮殿は広いから中は入れなくても無料で見れるところが付近にある。

泣く泣くその辺を見てから中心街に戻ることに。

でも、宮殿の周りももちろん美しかった。

バラがたくさん咲いている庭🌹
庭からはアルバイシン地区を見渡せる
昔使われていたハマム。
星柄の光が差し込むの良すぎる🥺🌟
イスラム勢力が負けた後に作られた教会
カルロス5世宮殿。コロッセオみたい!


アルハンブラ宮殿は絶対にいつか見たい。諦めてない。なぜなら私は美しい建築物が大好きだから!!!

また訪れる理由が出来た。次はホテルと航空券よりも先に取ります。


アルハンブラ宮殿だけじゃ無かった

アルハンブラ宮殿のチケットが取れないと分かった時、私が発した言葉は酷いものだった。

「アルハンブラに行けないなら、グラナダにいる意味無いじゃん」

これはもう本当にひどい。ありえない。あの時の自分に会えるなら引っ叩く。グラナダを舐めるな。

中心街を散策してあまりの美しさにびっくりしたのは、グラナダ大聖堂だった。

私だって色んな建築物見たし、教会たくさん見たことあるし、大聖堂だって見たことあるし…と思っていた。

でもこの大聖堂は大感動だった。デカい、綺麗、美しい。うわ〜〜〜!

入り口デカ〜〜!!!
真っ白の柱がバンバン立ってる
メインどころ。これまたデカ!!!!!
分かりますか?このデカさ。

ちなみに大聖堂のすぐ隣に教会があり、そっちもかなり良い。

超豪華。となり大聖堂なのに手抜かないの偉…!

アルハンブラ宮殿だけじゃ無かった。本当に謝ります。


なんと言ってもアルバイシン地区の美しさ

そして一番に私の心を奪ったのは、アルハンブラ宮殿の川を挟んで向かいにあるアルバイシン地区という場所だ。

この辺り。

アルバイシン地区は世界遺産にも登録されている地区で、丘の上にある。

アルハンブラ宮殿も丘の上にあるため、地図で見ると川のあたりの中心街部分が窪んでいる感じ。

アルバイシン地区 凹 アルハンブラ宮殿

みたいな感じの地形だ。(伝わる?)

そんなわけでお互いの場所からお互いを見渡せるという素敵な関係なわけだ。

まず最初のトキメキポイントは中心街からミニバスでも行けるサンミゲル広場からの景色。

アルハンブラ宮殿が見渡せる〜!!!

緑の中にそびえ立つこの建物がとてもかっこよくて感動する。

ちなみに私が訪れた日は夜天気が悪そうだったので15時くらいに向かったのだけど、アルハンブラ宮殿はライトアップがあるので夜でも美しい景色が見れるそう。

〜補足情報〜
写真を見ると気づく人は気づくかもなのだけどグラナダの景色の中には尖った背の高い木がまあ目立つ。
私はこの木の見た目がとても気に入っていて、「コイツがあることで雰囲気出るなぁ♡」と思っていたのだけど調べたところ糸杉というスギ科の植物だった。
スペインでかなりくしゃみと鼻水に悩まされたのだけど、スギ花粉症持ちの私に取っては犯人を見つけたような気持ちになり「お前かよ!!!!」となりました。
でもそのルックス、やっぱり嫌いになれない。ちなみにイトスギの花言葉は「死」「哀悼」「絶望」らしく、イエス・キリストが磔にされた十字架がイトスギで作られていたという言い伝えがあることで西洋では死の象徴として墓地に植えられていることが多いらしい。
かっこいい!好き!!

アルバイシン地区の特徴はなんといっても真っ白な街並み。

青い空と緑と華やかなカラーの花々がとても映えて本当に美しい。

そして自然に混ざるイスラムらしいデザイン。

そのバランスがとても楽しくて、シャッターを切る手が止まらない。

この地区には芸術家も多く住むらしくて、ここでインスピレーションがモリモリ湧いてくるのならその気持ちはとてもわかる。

サンミゲル広場を下ってすぐの道がもうすでにトキメキ🥹
可愛すぎる窓たち
美しいレストラン
落書きと木漏れ日が映える!
ブーゲンビリア(多分)も映えるね
地面の石畳の感じも好き
小さな広場は床のデザインが素敵
イスラムチックな扉Part1
イスラムチックな扉Part2
こんな家に住んでる人が羨まし過ぎる!

フラフラ歩いているうちに、気付けば中心街に出ていてこの街のコンパクトさを思い知る。

ちなみに中心街も様々なお店が並んでいて見た目もとても可愛い!

西洋はやっぱりどの建物も可愛い
オレンジの木が街中にたくさん🍊
フレグランス屋さん。おしゃれ!
川辺も美しい
みんなテラス席が好き。わかる。

他にも美味しいレストランでご飯を食べたりスポーツバーでサッカーを観たりホテルの朝食バイキングが美味し過ぎたり、ととても幸せな体験がたくさん出来た。

グラナダは私が今まで訪れた様々な土地の中でも3本指に入るくらいに美しい街だった。大好き。

私にとって推しの街、グラナダ。

スペインに訪れる際はぜひ!オススメです♡




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