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ボランティアについて【乱れ書き】

今、ポーランドのクラクフに滞在している。
そんななかでふとボランティアについて考えてみたので、乱れ書きにはなるが自分が考えたことを書いてみる。

1:ボランティアに対しての考え

個人的にボランティアについて深く考えたことがなかった。イメージとしては「余裕のある人がする慈善活動」というくらいのものだった。

一方で僕が大学3年生のとき周りの学生が就活の実績づくりとして取り組んでおり、そういうイメージもあった。別にいいとは思うが就活のために進んでしたいとも思わないようなボランティアをしているという風潮があまり好きではなかったw

2:なぜボランティアをしているのか

ではボランティアに興味・関心がなかった僕がなぜヨーロッパ周遊旅を中断してまで1つの都市に長期滞在し、ボランティアをしているのか?

それは強い実体験があったからである(自然発生的なものだ)。

クラクフに来る以前に私はハンガリーの首都ブダペストという場所に滞在していた。そこで偶然、スロバキアの大学に通うウクライナ人女性の大学生と話す機会があった。彼女の故郷についてや今の状況などを話した。その会話の中で彼女が感情を抑えられず何度か目に涙を浮かべる場面があった。自分の人生では感じたことのないような感情の動き方をした。

そしてその後、「このまま僕は旅を続けるべきなのか?」と考えたときに「イエス」という答えは自分の中になかった。それよりもむしろ「ウクライナ避難民のために何かできることはないか」ということでウクライナの隣国であり多数の避難民がいるポーランドに移り、ボランティア活動をすることにしたのだ。

僕は思った。

ボランティアは何か自分の実績や承認欲求(ボランティアをしている私すごいでしょ)のためにするものではないと。

人それぞれ考え方はあるから何を目的にボランティアをするのかは個人の勝手だが、本当のボランティアは自発的な心の動きや自分の考えたことで始まるものだと僕は自分の体験を通して感じた。

3:これまでの活動の振り返り

これまで僕は4回ほどウクライナ避難民のシェルターでの活動をした。主な活動内容としてシェルター内の清掃やベッドメイキングなどである。

ただ、自分が思っていたほどにクラクフの避難所の状況は全く切迫しているという感じではない。ボランティアの活動前にゆっくりみんなでお茶をする時間があったりする。ウクライナ避難民の数も開戦当初の時ほどとは比べ物にならないくらい減っているのが現状だ(シェルターに10〜20人)。ただ今でもキャリーケースを持ってシェルターに来る人もいるが。

そんなこんなでたまにモチベーションも下がることがあるが、せっかくここまで来たのでもう2週間ボランティを継続して頑張りたい。たまに英語を話せるウクライナの方がいて日本とウクライナのことについて話したりすることができるのでウクライナのことを知るいい機会になるだろう。


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