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蓮
2021年5月24日 17:42
誰もいない放課後の教室の、一番後ろ。窓側の席は私たち2人だけの世界。誰にも邪魔されたくなかった。「わ、見て、サッカー部まだ部活やってる」「本当だ」生ぬるい風が私と彼女の間を通り抜けていく。彼女の綺麗な長い髪の毛が私の頰を撫でる。思わず、指で掬ってしまう。綺麗な、夕日に当たると輝く金色にも近い茶色のサラサラな髪の毛。「ん?なに?」「髪の毛、綺麗だなって」「ありがとう、彼がね」嗚
2021年5月20日 16:06
———高嶺の花。そう表現するのが一番正しい。初めて会った時から、君の笑った顔が僕だけに向けられてたらいいのにと思った。一度も面と向かって好きだとは言ったことはないし、言うつもりもない。・・・まあ、そんな状況には一生ならないと思うけど。「あの。お風呂、ありがとうございました」そんな彼女がなぜ、俺の家で、シャワーを浴びている????????——————数時間前。「え〜、本日は親睦会に参