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お笑いライブ備忘録①

今年の夏に行ったお笑いライブの備忘録 今年ももうすぐ終わりだし今更残しておく。

そのライブに一緒に行ったのは小学生のときに大親友だった超ヘンテコな子だ。昼休みは校舎から2人で校庭を見下ろして、遊び回っている生徒たちにアテレコをする遊びを延々とやっていた。馬鹿話は尽きることなく、どこにも行かずともクソ楽しかったので、遊ぶ約束をしても大抵どちらかの家でずっと喋っているだけだった。こりゃ一生仲良しですわと思っていたのにクラスが離れ続けたせいで疎遠になっていた。

しかし今年同じクラスになり、ランジャタイに夢中らしいと聞いてわたしの中の数少ないノリと勢いをかき集めてライブに誘った。ネトストの癖でインスタのDMから誘った。久しぶりすぎてちょっと気まずいバスの中、最近好きな芸人の話をした。ハイツ友の会が好きだと言っていたので「じゃあAマッソも絶対好きやん」と言ったらあれは苦手と言われ、ウケた。そういえば私たち、あの時もネルソンズの話をしていたな〜。「絶対マユリカ好きだから!キモいの好きでしょ?」とマユリカを激推しして某写真を見せたら苦笑していた。

会場に着くとその子は一気にソワソワし出した。そうなのだ、お笑いライブに行くだけなのに何故かその子は前日からめちゃくちゃに緊張していた。やっぱりちょっと変わっている。遠くにある関係者用の喫煙所を凝視して、「芝さんがタバコ吸ってんの見たいね〜」と話していた。見れなかった。いよいよ時間が近づいてきたので座席に座って開演を待った。それからはあっという間で、トム・ブラウンみちおさんが噛み噛みだったお陰で仕切り直し+お客さんへのお詫びということで全力の「ナカジマックス」を見ることができたし、超ライブ感のあるランジャタイのネタを見ることができたし、わたしがライブ前その子にイチオシしていた真空ジェシカがお年寄りや子供もたくさんいる会場で某“裾から出てるよ漫才“をしてしまうし、なんかもう最高だった。地方営業なのに手を抜いたように見える芸人さんが1人もいなくて感動だった。

帰りのバスを逃して最寄りまで歩いた30分間「国崎さんって彼女いるのかな〜」とその子がつぶやいた。そっちタイプのファンかい!!と心の中で超笑った。友達がランジャタイ国崎さんのリアコなの面白すぎる。

それからはLINEでポツポツとランジャタイの話をするようになって、面白い動画があったら送り合うようになった。超楽しい。「もういっちょ終わっちゃって寂しいね」とインターネットで繋がった人以外と話せるなんて思っていなかった。受験が終わったらお笑いライブに行く約束も普通に遊ぶ約束もした。TPラーメンも食べに行きたいな。

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