見出し画像

ジュートたわし

日常ですぐに出来そうなことからプラスチックをやめてみようと思い立ち、最近プラスチック製の物は出来る限り買わない、使わない運動をスタートした(一人で)。

まずは身近で使用頻度が高いものからと、キッチンのスポンジをいつも100均で購入するプラスチック製から、麻で作るジュートたわしに替えてみる。

100均でジュート(=麻の一種)とかぎ針を購入。
やり方はネットとYouTubeを見て。
※ネットで『ジュートたわし 編み方』で色々でてきます。YouTubeにもいくつか編み方の動画があり、編み方自体はアクリルたわしの編み方でも作れます。

編み物などは小学生の授業以来?だったが、両方の祖母とも手先が器用で、その血が少なからず入っているのだから素質はある、と信じてやってみた。

YouTubeの先生も「たわしとして使用するので多少ぐちゃぐちゃになっても問題ありませんよ!大事なのは、最後まで編み終えることです。」と仰っていたので、ぐちゃぐちゃでもとにかく形になるまで編んでみた。

初めてすぐに編み方が理解出来ず、一瞬で心折れそうになったが、諦めずなんとか四角になるまで編み終えた。

出来たのが、コレ。

画像1

なんとか、形になった。

ジュートたわしを知ってすぐ編んでみたくなり、100均で麻糸はなんとか見つけられたが、訪れた100均にはプラスチックが使われているかぎ針しかなく、脱プラスチックの為なのに新たにプラスチック製の物を買うという、信じられない矛盾が起きてしまった。ごめんなさい地球。。

画像2

とにもかくにも、不恰好ながらも出来上がった、手編みのジュートたわし。やっぱり手作りってだけで大事に使おうと思えるし、少なからず愛着が湧いて来る。単純である。

でも、こういう心理効果ってあるらしい。
イケア効果とか呼ばれていて、IKEAの家具のように、ほとんど出来上がってはいるけれど、最後の組み立てだけは自分でするというもの。

物は同じでも、既に完成した商品を買うより、最後の組み立てだけでも自分の手で行った商品のほうが、それに対する価値が高まるのだそう。

話を戻して、この手作りジュートたわし。愛着を持って約一ヶ月使ってみたところ、編み方が適当ということもあるのか、結構ほつれてしまった。

画像3

初めてプラスチック製のキッチンスポンジ以外にトライした使用感がこちら。

≪ デメリット ≫

・使っていくほど、毛が逆立って編み込んだ部分がどんどん解れていく
・一ヶ月程で解けてくたびれるので、新しいのを作る必要がある
・現在はフロッシュの食器用洗剤を使っているからか、麻の素材によるものなのか、洗剤感がなくなりやすく、洗剤を頻繁に使ってしまう
・生地が薄めなので、慣れないうちは使いづらい

≪ メリット ≫

・マイクロプラスチックを流し出していないので、罪悪感が減る
・水気をきるため、毎回強めにギュッと絞るので、握力がつきそう
・コップの隅まで麻が届くので、茶渋が取り易い
・すぐ乾く
・麻は使い終わったらコンポストに入れて分解できる為、ゴミを出さずに済む ( これ大切!)

他に感想として、小さく作るとどんどん解れて穴が開き使いづらくなるので、普通のキッチンスポンジの2倍程度の大きさで作るのがおすすめだ。それを半分に折りたたんで使うと多少解れても問題なく、また厚みもでるので使いやすい。

一ヶ月前に普通の食器用と油もの用で2つのジュートたわしを作ったが、油もの用は強めにこするからか解れが早く、そろそろ洗い物用には使えなくなりそうだ。そうなるとシンク洗い用になってからスポンジ寿命を終えて、コンポスト墓場へお送りする予定だ。

次のスポンジとして最近もう一つ、今回は丸い形で作ってみた。

画像4

参考にさせてもらったのが、こちらのページ。

ここまでの結論、ジュートたわし、わりかしいい感じ。これ以上のスポンジが見つかるまでは、とりあえず今後もジュートたわしを使い続けてみようと思っている。

一番良いのは、プラスチックゴミを出さずに済むということ。

編むのに少し手間はかかるが、編む作業は案外楽しいし、毎回マイクロプラスチックを出しながら食器を洗っていたのだと知ると、もうプラスチック製のスポンジには戻れない。。

そしてついこの前、出掛け先の道の駅で【 へちまスポンジ 】を手に入れた。お風呂場での固形石鹸置きとして購入したが、食器用スポンジとしても使えるのでジュートたわしを超えるかどうか、試しに使ってみたい。

ジュートたわしの存在を知り、僅かながらもプラスチック削減に一歩近づけた気がする。引き続き、脱プラを目指して地道にエコ活動を実践していくつもりである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?