ダウン症の我が子にしてやられた話


世の中ではダウン症児は天使の子とか言いますよね、あれ多分、嘘だと思います。親の負担を軽くするために誰かが考えたキャッチコピーだと思っています。おそらく糸井重里あたり?(妄想)

以下、くそババアやすこが我が子にしてやられた話です。

●外出の際、トイレの個室に一緒に入ると、突然手の甲に口を当て、「プゥ」とおならの音を再現、そして「ママ、クサ〜い!」とひとこと。よその人に誤解されること必至。

●粉薬を飲まないので、ヤクルトに混ぜ込むことに。ところが数日すると、蓋が開いているのを指摘するようになり、飲むのを拒絶。ならば、と、私の方も両面テープで蓋を閉じ偽装する作戦に出る。
しかしこれもまた数日経つと、今すぐ買ってきたものじゃないと飲まないと拒否。ならば、と、こちらも「たった今買ってきたよ小芝居」を打つことに。蓋の偽装をした薬ルト(ヤクルト)を、コンビニ袋に入れ、さも今買ってきたかのように渡す。まんまと飲みやがった!こっちの勝利だ!が、数日経つと、玄関から外に出ていないことを指摘される。
こっちも負けじと、一旦玄関から出て、息を切らせる演技までして、「ヤクルト買ってきたよ〜!」
・・・って、私、何やってるんだろう?

●自転車の後ろに我が子を乗せ、息を切らして坂道を登る。
登り切ったところで「ママ〜」と言うので振り向くと、靴を履いていない。
「ちょっと!どこにやったの?」見れば坂の下にピンクの靴が落ちている。
心拍数あげてやっと登った坂を、ゼロから登り直すことに。
最初は偶然と思っていたが、さすがに回数が重なると、わざとやってる!ってボンクラの私でも気付きましたとさ。
ちなみに別バージョンで、イケメンとすれ違った瞬間に靴を投げるという技もある。イケメンに拾わせて、「ありがと(ウフッ)」って、あんたは小悪魔アゲハか。

もっともっといっぱい、してやられたことはあるのだけれど、全ては書ききれないのでこの辺で。
最後にひとつ。我が子を産むまで、いや、産んだ直後も「ダウン症児なんて産んだら人生詰んでしまう」と思っていたけれど、いやいやどうして。なかなかファンキーで面白い人生になりました。

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