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中国旅行記 Day3 万里の長城

八達嶺長城


北京3日目。今日は万里の長城へ向かう。地下鉄で高鉄(新幹線)の駅がある清河駅へ。駅は広さも雰囲気も空港のようである。切符はあらかじめtrip.comでとっておいた。券売機を見てみると八達嶺行きの切符は夕方まで満席だったので、買っておいてよかった。思いの外スムーズに駅に入れて、時間が余ったので駅構内で朝食を。蘭州ラーメンの店に入り蘭州ラーメンを注文。この蘭州ラーメン、店が北京の至る所にあり人気が伺える。スープは優しい味付けで、深みがある味。麺はラーメンというよりうどんに近い。パクチーの香りが気にならないのなら日本人には好みの味付けであると思う。そういえば日本でも時々店を見る少し怪しい中国系のラーメン屋はこれの店なのだろう、と思い出した。

蘭州ラーメン。中国で大人気

アメリカのアムトラック同様、ホームへは時間になると検札をして入場するスタイル。15分前に入場が始まる。ネットでチケットを購入した時に登録してあるパスポートを改札にスキャンすれば入場できた。今回は1等車に乗ってみる。2席×2で、椅子も広い。日本の新幹線に雰囲気はよく似ている。

20分ほどで八達嶺長城駅に到着。トンネルの途中にある駅でとにかく深い。長いエスカレーターを2回乗り継いでようやく地上に出る。

地下深くの八達嶺駅

WeChatでの予約がうまくできなかったので、trip.comでチケットを購入しておいた。雰囲気的には予約しなくても入れた感じもする。よくわからない。ロープウェイの入り口には長蛇の列が。20分ほどで待ってやっと構内に。ここでも入り口で荷物検査をしていて、そのせいで列になっているようだ。改札で一度予約ページのバウチャーを見せたが、外国人は紙のチケットに交換してこい、と言われて並び直すはめに。駅到着から1時間以上かかってようやくロープウェイに乗車。

ロープウェイは5分ほどで到着する。ロープウェイの外に出た瞬間、「ああ、万里の長城に来たんだな」と感動する。しかし、その感動もすぐに冷める。とにかく人が多いのだ。朝のラッシュ時の都心の駅のごとく人が溢れている。ある程度進むと人が少なくなり落ち着いて登ることができるようになった。あたりを見回すと山のはるか先まで長城が続いている。この雄大さは写真ではうまく伝わらない。本当に一度行くべきところである。

とりあえず隣の楼閣まで行くことにする。傾斜が思っていたよりかなりきつい。手すりを持って登り降りするのがやっと、なところもある。また、階段の段の高さがバラバラで気をつけないと足を踏み外してしまいそうになる。隣の楼閣に着く頃には足がパンパンになった。雰囲気は満喫できたことなので、下りのロープウェイへ向かう。途中で買った水が10元もした。観光地価格であるが、背に腹は変えられない。

万里の長城はすごい人だった

帰りのロープウェイも20分ほど待って乗車。山麓駅でお土産とソーセージを購入。このソーセージ、長城近くのどこの店でも売っていて、つい気になって買ってしまった。味は普通のソーセージ。すこしスパイスが中華風。

帰りはバスに乗ろうと思い、バス乗り場へ。バス乗り場が結構遠い。途中で昼食代わりに包子の店に。牛肉の包子を食べた。今まで北京で食べた中で一番美味しいかもしれない。結局こういうオーソドックスな中華料理が美味しいと感じる。

包子。素直に美味しい

バス乗り場も列が出来ていたが、ほとんど待たずに乗車。ノンストップで1時間ほどで北京市街に行き、12元。安いし快適だった。おすすめはバスである。疲れたので地下鉄に乗り換えホテルへ。

火鍋

少し休んだので、夕食を食べに行く。ホテルの近くにはあまり店がないが、15分ほど歩けば繁華街の端に着く。そこで一人用の火鍋の店を見つけたので入店。ここもQRコードを読み取って席でスマホから注文する方式。牛肉の辛い火鍋とご飯とビールで40元。なかなか安い。ビールはなんと生ビールだった。見てみると中国のビールではなかったが、疲れた体には何よりも美味い。火鍋は一人鍋サイズ。見た目ほど辛くないが、しっかり汗をかく辛さ。しかし、出汁がよく出ていて美味しい。具材は野菜がたくさんと肉、白滝のようなものやキクラゲ、謎の薄い揚げのようなものが入っていた。どれも本当に美味しいし、火鍋の味とよく合う。大満足だ。

おひとり様用の火鍋

2日間フルで動き回ったので、明日はゆっくりしたいな、と思いつつ就寝。

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