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中国旅行 Day15 さらば中国

今日は旅行最終日だ。朝は早めに起きる予定だったのだが、携帯の充電ができていなかったようで電源が切れており、目覚ましが鳴らなかった。おかげでスタートが少し遅れてしまった。宿のコンセントが悪いのか、自分の充電器が悪いのかどちらだろう。 フランス租界今日は雲ひとつない快晴だ。そして暑い。最高気温は38度だそうだ。暴力的な暑さだ。まずは旧フランス租界地区へ。武庫大厦という三角形の古いビルがこの地区のシンボルになっている。近くに行くと観光客が交差点にごった返していた。ニューヨークにも

    • 中国旅行 Day14 上海南京路・静安寺・新天地

      上海2日目。快晴である。しかし、死ぬほど暑い。少し歩くだけで玉のような汗が出てくる。今日はまず、南京路を西に向かってひたすら歩いていく。 南京路南京路はとにかく巨大な繁華街で平日の昼なのにすごい人である。途中食品専門百貨店の中にある店でワンタンスープを朝食に食べた。食品百貨店は見たことのない食材がたくさん売っていて面白かった。そのまましばらくいくと人民公園に出る。市民の憩いの場になっているようだ。中国の伝統的な音楽にのせてダンスをしている老人が沢山いた。 南京西路まで来る

      • 中国旅行 Day13

        外灘上海1日目。今日は上海のハイライトを巡る。まずは宿の近くのお店で朝食に。上海名物小籠包を注文。中にエビと肉が入っている。スープの量は控えめ。もう少し汁だくの小籠包を期待していたので少し残念。 そのまま外灘まで歩く。かつての上海租界である。19世紀末から20世紀初頭に建てられた西洋風の建物が集まっている。上海と聞いてイメージする風景である。この時代の建物が大好きなので歩いているだけでとても楽しい。外灘から反対側を望むと浦東の高層ビル群が見える。上海と聞いてイメージする風景

        • 中国旅行 Day12 蘇州

          今日は朝から移動する。まず、地下鉄で南京駅へ。決して小さな駅ではないのだが、他の中国の駅と比べると小さく映る。上海行きの高鉄に乗り1時間少しで蘇州に到着。南京上海間はかなりの本数の高鉄が出ているようだ。3分程度遅れて到着した。 三塘街蘇州駅で荷物を預けて観光開始。まずは三塘街へ。ここは白居易が役人をしていた頃に整備した運河の街で、いかにも江南の水郷という雰囲気の場所である。完全に観光地なのだが、中国の江南の運河沿いの街の活気が伝わって来てとても良かった。水路沿いに伝統的な白

          中国旅行 Day11 玄武湖・夫子廟

          もう中国に来て10日以上経ったのか、と思うと不思議な気分である。中国社会に多少慣れはするが、10日程度では溶け込むには程遠い。 今日は少し寝坊してしまった。昨日の夜、欧州選手権のラウンド16、イタリア対スイスを見ていたためである。まあ、見ない方がよかったくらいの酷い試合だったのだが。あまりにも不甲斐ないイタリア代表に腹を立たせながら眠ったのが夜中だったので、少し寝坊してしまったのだ。 玄武湖公園今日は雨は降っていないが曇り空である。南京は蒸し暑い。北京や西安は照りつけるよ

          中国旅行 Day11 玄武湖・夫子廟

          中国旅行 Day10 南京市内

          雨の中、戦争遺産へ朝起きると結構な雨だった。外に出るのが億劫になる。今日は街歩きをする予定だったが、雨なので予定変更。南京大虐殺記念館へ。ここも中国の電話番号がないと予約できないタイプだが、予約が1週間先までいっぱいなので、半ば諦める気持ちで行ったが、案の定ダメ。外国人だから仕方ない、でいけるところもあるか、と思ったがダメだった。なんとも観光のしにくい国である。日本のパスポートを出すのを少し躊躇する雰囲気、という感じでは無かったが、入場するのにすごい行列ができていた。関心の高

          中国旅行 Day10 南京市内

          中国旅行 Day9 龍門石窟

          西安を発つ今日は6時起きである。眠い目を擦りながら、急いで支度をして、7時半の西安北駅の高鉄に間に合うように宿をでた。昨日は早く寝る予定だったが、同室の人とロビーでワインを飲みながら話をしていると遅くなってしまった。ワインはホステルのサービスだった。昨日は同室が1人増えた。オーストリア人の物理学の先生だった。上海の大学で短期講義をした後旅行しているようだ。もう1人は数学の研究で教授と共に中国に来たオランダ人なので、理系のヨーロッパ人2人に囲まれていたことになる。彼らの英語につ

          中国旅行 Day9 龍門石窟

          中国旅行 Day8 大雁塔・西安城壁

          大慈恩寺今日も宿の朝食を食べて、観光へ向かう。まずは陝西歴史博物館に向かう。ここは予約が必要らしいが、WeChatでは中国の電話番号が必要らしく予約が出来なかった。ダメ元で入れないか窓口で聞いてみるがやっぱりダメ。仕方ない。そのまま少し歩いて大慈恩寺へ向かう。ここは西遊記に出てくる三蔵法師こと玄奘が仏典の漢訳を行った寺院だ。院内に巨大な大雁塔があり、そこでインドから持ち帰った経典を保管していたそうだ。院内は意外に広く唐代の寺院がよくわかり面白かった。  昼食は近くにあった店

          中国旅行 Day8 大雁塔・西安城壁

          中国旅行 Day7 兵馬俑

          兵馬俑へ昨日は夜遅くに同室の人が帰ってきたようだ。朝起きたらまだ寝ていたので静かに準備をする。朝食を食べて戻ってくるとちょうど顔を合わせることができた。ドイツ人で、北京から西に向かって旅をしているようだ。兵馬俑の予約の時間があるのでお喋りもそこそこに宿を出た。 兵馬俑までは30元近くする直通バスが沢山出ているようで、チケットも至る所で売っているが、地下鉄のバスの乗り継ぎの方が大幅に安い上に時間も変わらないようだ。ネットの情報や歩き方には西安駅から兵馬俑へのバスが出ている、と

          中国旅行 Day7 兵馬俑

          中国旅行 Day6 西安市内

          西安到着西安には定刻通り8時に到着した。夜行列車は意外と快適で、列車の揺れも相まって割とよく眠れた。しかし、6時頃に動き出す人が多く、目が覚めてしまった。 西安駅からホステルへ向かう。ホステルは西安の中心地である鐘楼のすぐ近くだ。チェックイン時間前だが、部屋に案内してもらえた。朝食、飲み物すべて無料である。中も清潔で悪くない。 今日は西安市内を回ろう。まずは碑林博物館へ。ここには、王羲之や顔真卿など、日本でも有名な書家の作品や碑文が多く展示してある。入って、まず木版印刷に

          中国旅行 Day6 西安市内

          中国旅行 Day5 北京最終日

          南羅鼓港今日は移動日なので荷物をパッキングして、チェックアウトする。荷物を預かってもらえたので、身軽に観光できる。まずは南羅鼓港へ向かう。昔ながらの街並みが残る胡同がたくさんある地域で最近の再開発で観光地化しているという。実際にザ観光地という感じの街並み。土産物屋や食べ歩き用の食べ物の店がたくさんだ。いくつか土産物屋に入るが、あまり欲しいものは無かった。 朝食を取っていないので、少し早めだが昼食にする。少し広めの店に入る。北京名物爆肚とビールを注文。爆肚は48元。少し高め。

          中国旅行 Day5 北京最終日

          中国旅行記 Day4 頤和園・円明園

          頤和園今日の朝は少し遅めのスタート。快晴である。朝食は近所の屋台で「煎餅」を買った。といっても、日本のお菓子の煎餅ではなく、中華風クレープといったところのもの。デニッシュ生地のような食感。中にハムと卵が挟んであり、中華風のタレがかかったサンドウィッチのようなものを購入。6元だった。安い。値段を聞いた時に店員さんが親指と小指を上げた。何のことか全くわからなかったが、後で調べると中国の数の数え方のようだ。片手で10まで数えられるらしい。覚えておこう。洋風と中華風が混ざったような味

          中国旅行記 Day4 頤和園・円明園

          中国旅行記 Day3 万里の長城

          八達嶺長城 北京3日目。今日は万里の長城へ向かう。地下鉄で高鉄(新幹線)の駅がある清河駅へ。駅は広さも雰囲気も空港のようである。切符はあらかじめtrip.comでとっておいた。券売機を見てみると八達嶺行きの切符は夕方まで満席だったので、買っておいてよかった。思いの外スムーズに駅に入れて、時間が余ったので駅構内で朝食を。蘭州ラーメンの店に入り蘭州ラーメンを注文。この蘭州ラーメン、店が北京の至る所にあり人気が伺える。スープは優しい味付けで、深みがある味。麺はラーメンというよりうど

          中国旅行記 Day3 万里の長城

          中国旅行記 Day2 故宮・天安門

          北京二日目。あまりよく寝られなかった。少し眠いが今日は故宮に向かう。 朝食ホテル近くの小吃の店へ。謎の揚げパンと謎のお粥。美味しいが飽きる味。量も思いの外多い。 バスで故宮へ。WeChatのQRはうまく使えず。外国人には厳しいシステムだ。しかし、バスの車掌さんが優しく対応してくれて、現金支払いでバスに乗れた。厳しいシステムの一方で人は優しい。 故宮念願の故宮へ。しかし、人があまりにも多い。どこにも長蛇の列ができている。チケットカウンターではクレジットカードが使えた。ちな

          中国旅行記 Day2 故宮・天安門

          中国旅行記 Day1 北京到着

          私は現在、就職活動を終え、大学も卒業単位をほとんどそろえており、暇な人間である。そのためアルバイトに励み、そのお給料で海外旅行に行きまくる、という生活をしようと考えている。そして、その第一弾に選んだのが中国だ。今はビザが無いといけず、ほとんどの日本人が行かない、近くて遠い国である。しかし、行きづらい一方で、やはり観るものはいくらでもある国である。そんな中国にチャレンジのつもりで行こうと決意したのである。 今回は私の2週間の中国一人旅の模様を書いていきたいと思う。 中国入国私

          中国旅行記 Day1 北京到着

          映画『オッペンハイマー』を見て 

          noteを初めて、いざ何かを書こうと思っても何を書けば良いかわからないし、何を書こうと思っていたこかを忘れてしまった。ということで、最近見て観て面白かった映画の感想でも書こうと思う。 少し時期を逸した感じは否めないが、話題沸騰中のC・ノーラン監督の最新作『オッペンハイマー』について書きたいと思う。本作は非常に面白かった。個人的にはここ一年で一番面白かった。  これは反核・平和の映画なのか?本作の主人公は「原爆の父」ロバート・オッペンハイマーだ。この映画では彼が原爆開発を成

          映画『オッペンハイマー』を見て