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中国旅行 Day14 上海南京路・静安寺・新天地

上海2日目。快晴である。しかし、死ぬほど暑い。少し歩くだけで玉のような汗が出てくる。今日はまず、南京路を西に向かってひたすら歩いていく。

南京路

南京路はとにかく巨大な繁華街で平日の昼なのにすごい人である。途中食品専門百貨店の中にある店でワンタンスープを朝食に食べた。食品百貨店は見たことのない食材がたくさん売っていて面白かった。そのまましばらくいくと人民公園に出る。市民の憩いの場になっているようだ。中国の伝統的な音楽にのせてダンスをしている老人が沢山いた。

南京西路まで来るとまた雰囲気が変わる。オフィスビルが立ち並んでいてサラリーマンも多い。弁当屋もあって、お昼時だったのでサラリーマン達の長蛇の列ができていた。少しそれるとオシャレなショッピング街になっている。特別なスターバックスがあるらしく、沢山の人が訪れていた。中に入ってみると、大きなコーヒーをひく機械があった。しかし、それと店舗がデカい以外に普通のスタバとの違いが全くわからなかった。スタバが好きな人ならわかるのかもしれないが、あいにく全く興味がない。

さらに西に向かって歩く。静安寺地区にやって来た。静安寺の周りには大きなショッピングモールが多い。ショッピング街から少し離れたところで昼食を取る。中国風のリブ肉の煮込みと気になっていた海藻のサラダを注文。海藻は意外と辛かったが、美味しかった。ビールが欲しくなったので青島ビールの白ビールというのを飲んでみた。少しクセがある味。後味が甘すぎてあまり好きではなかった。上海は他の街に比べて物価が少し高い気がする。

静安寺

昼食を食べた後は静安寺の中へ。三国時代からある由緒あるお寺のようだが、今の見た目からは想像できない。今は金ピカな寺、としか説明のしようがないお寺である。屋根が全て金ピカで、屋根の上には大きな鯱がのっている。入り口には巨大な金のタワーがあって、タワーの頂上にはライオンが4頭いる。こんな街のど真ん中に金ピカな寺があるのもどこか面白い。

静安寺 何もかも金ピカ

新天地


その後は新天地へ移動。ガイドブックにはかつてのフランス租界やロシア租界時代の古い建物とおしゃれなショッピングモール、そして上海の昔ながらの住宅街が混在している場所である、と書かれていた。しかし、行ってみるとおそらく古い住宅街があったと思われる場所にタワマンやホテルがで来ていたり建設中だったりして、ただのオシャレな地区になっていた。少し残念である。しかし、街並みは本当に綺麗でまるでヨーロッパにいるようであった。

そんな新天地の一角に中国共産党の第一回大会が行われた建物がある。初め入ろうとしたが、警察が通行止めをしていた。誰か党のお偉いさんが来ているのだろうか。しばらくすると通行止めが解除になったので近くに行ってみる。建物自体は閉館中だったが、隣のお土産屋さんには入れた。マルクスのピンバッジや習近平の著作の写経なんて物も売っていた。また、記念館の近くには大韓民国臨時政府の建物もあった。上海も近代史の舞台になった都市の一つである。

ここから中国共産党の歴史が始まった

再び外灘へ

南京東路に戻り、買い忘れていた分のお土産を購入。夕食を食べる店を探して歩き回っていると急にスコールに降られた。ある程度待ったが止みそうに無いので、近くの店に入ってみた。少し気になっていた肉団子を注文。チンゲンサイとご飯と一緒に提供された。日本の肉団子の5倍ほどの大きな肉団子だ。中国語ではライオンの頭と書いてあったので納得の大きさである。味も日本の甘酢の肉団子と違い、あっさり醤油味である。

店を出ると雨は止んでいた。宿に帰る前にもう一度外灘へ。すっかりあの景色が気に入ってしまい、もう一度見たくなった。雨の後は光が路面に反射してさらに綺麗だった。

宿に帰り荷造りをする。明日の昼に日本に帰るので、今日が中国のラストナイトだ。長かったような短かったような2週間の旅行もついに終わる。

何度でも見たい風景だ

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