208:音楽 エクトル・ベルリオーズ
金曜日は音楽を学びます🎵
エクトル・ベルリオーズ(1803~1869)
極端なロマン派で
自己中心的で常に誰かに恋していた
フランスのグルノーブル近くの町で
父が医師という堅実な家庭に生まれた
父の意向もあり医学部へ進学したが
パリでロマン派の精神に心を奪われ
現実的な母を振り切り
医学部を辞めパリ音楽院に入学する
情熱的な恋
1827年 シェイクスピアの「ハムレット」の上演を観たことことにより人生が変わった
主要な登場人物オフィーリアを演じる
アイルランド女優の人ハリエット・スミッソンに
一目惚れし猛烈に求婚したのだ
彼女に断られると
ベルリオーズは音楽で彼女の心を勝ち取ろうと決心する
こうして描かれたのが19世紀で重要な楽曲のひとつである
標題音楽『幻想交響曲』(1830年)だった
『幻想交響曲』
この曲は希望に燃えた若い作曲家の物語で
彼は美しい女性に夢中になるが
思いが届かぬ絶望からアヘンを飲み自殺しようとした
ところがアヘンが致死量に足らず
死ぬ代わりににめまぐるしく変化する5つの幻覚を見る
この幻覚がそれぞれ5つの楽章となる
第1楽章「夢、情熱」で
若い作曲家は思いの人に会い情熱に圧倒される
第2楽章「舞踏会」では
舞踏会で踊る彼女と再会する
第3楽章「野の風景」では
牧場の静かな場面
第四楽章「断頭台への行進」では
彼は愛する女性を殺しギロチンで処刑される
第五楽章「魔女の夜宴の夢」では
作曲家の死体が魔女の宴でもてあそばれているところへ死んだ彼女が再び現れるがその姿は醜悪を極めている
この場面で流れるのは
彼女を象徴していた主題にゆがめられた旋律と
中世に死者のために歌われた聖歌『怒りの日』だ
ベルリオーズが女優のハリエットに取りつかれたように
『幻想交響曲』もこの主題に取りつかれている
数年後ついに
ベルリオーズはハリエットと結婚するが
時間がたって醒めてしまったふたりは長くは続かなかった
おわりに
恋する想いは素晴らしい作品を生み出すのは
いつの時代も変わらない
そしてその情熱は相手心も変えてしまい
心を奪って結婚までしてしまうという熱いものを見せられた
残念なのはそれが続かなかったことだが
それもまた人生なのかな💡
かつては肖像がフランスの紙幣になってたくらいの方なので作品やエピソードはこれだけではありませんが…
今日はここまで🙌
最後までお読み頂きありがとうございます😃
今日の『1日1ページ読むだけで身につく世界の教養365』から学びました
スキ頂けるとうれしいです♥️
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?