見出し画像

223:哲学 悪の問題

土曜日は哲学を学びます😃

悪の問題

昔から有神論者(神の存在を信じる人)は

以下の4つの主張を受け入れてきた

神は全能である
神は全知である
神は完全なる善である
この世に悪が存在する

しかし哲学者は
これが矛盾していると主張した

もし神が全能であるなら

悪のない世界を作ることができたはずだ

完全なる善であるはずの神は
なぜ悪のある世界を意図的に作ったのか?

これに対する1つの答えとして

「この世に悪が存在するのは神の責任ではない」

ということだ

この考えを支持する人は

神は世界を創造したが悪は人間が作り出した

と主張する

神が悪を防ぐには

人間に自由意思を与えるのをやめるしかない

しかし

人間が自由意思を持たない世界は

現実の世界よりもはるかに悪い

ゆえに

神は最善を選択して

自由意思を持った人間を創造し

その結果

悪が存在することになったのだ


だからといってこの説で

自然の悪(災害など)の問題が解決されるわけではない

神は自然世界を

現実より災害の少ない世界を

創れたはずなのに

なぜそうしなかったのか?

哲学者のゴットフリート・ライプニッツは

「この世界は存在しうるあらゆる世界の中で最善の世界だ」

という有名な主張でこれについて答えた

災害のない世界は

この世界より悪いと主張している

そうした世界には天気の変化を支配する

見事な自然法則が存在しないからだ


おわりに

難しい問題ですね🤔

悪は悪い、良くない、嫌が前提ですが

悪があることにより

善は引き立ち、善であろうとし、

人間はさらなる成長ができるのではないかと思います

悪は嫌いですが必要なのかもしれません

また自分が善であると思っていることが

他の人にとっては悪かもしれません

難しい問題ですが

自分なりの基準を持って考えたいですね🙌


今日はここまで!

最後までお読み頂きありがとうございます😃

今日もこちらから学びました

スキ頂けるとうれしいです♥️



この記事が参加している募集

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?