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「脱衣所」の現代的な呼び方

「脱衣所」という名称はおかしい?

建築用語で広く用いられる、
「脱衣所」や「洗面所」。
いずれもある特定の行動を抜き取ったような
表現になっているかと思います。

ですが、実際にこの場所では、
様々な用途で使われることが多いです。

・衣服の着脱
・洗濯機で洗う
・洗面所で洗う
・化粧する
・洗濯物を干す

など家々によって異なりますが、
おおよその認識は上記でしょう。

脱衣所と言いながら、
実際は着ることもあります。
洗面所と言いながら、
手洗いや歯磨きなどもします。
ちなみに手洗いはトイレに
用いられることもありますので、
また別議論できればと思います。

つまり、名は体を表し切れてないのです。

英語表記が本来の用途に近しい

英語表記だとどうでしょうか。
英語圏では一般的に
"wash room"などと呼ばれているようです。
直訳すると洗う部屋になります。

たしかに、目的として何かを「洗う」
という行動に直結している用途が
圧倒的に多いでしょう。

・体を洗うために衣服の着脱をする
・衣服を洗うために洗濯機がある
・顔や手を洗うために洗面台がある

と、まとめることができます。
なので"wash room"という名称は、
割と的を獲ている表現になります。

正式名称を変えてみよう

なので、これから間取り図などでの表記は、
"wash room"で統一してみてはいかがでしょうか。
他の横文字の表現も多数あります。
キッチン、リビング、ダイニング、テラス、
ウォークインクローゼット、エントランス、
など既に横文字の表現は多用されています。

古くから当たり前のように使われ、
なんの違和感もないので
気づくことも少ないかと思います。
まずは自発的に使ってみます笑

よい"wash room"ライフを!



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