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芝大神宮【東京・港区】

上記写真は日比谷通りの芝公園付近を撮影したものです。
芝公園は都立芝公園と隣接する港区立芝公園を合わせて芝公園といいますが、ここは素晴らしい緑が広がるエリアですね。ちょっと北に進めば、日比谷公園もありますし。

20.315的には、東京都心はとても緑の多い恵まれた場所だと思います。新宿御苑、明治神宮、神宮外苑、代々木公園、上野恩賜公園、そして皇居、皇居外苑、北の丸公園など、東京に比べれば大阪の都心の方が緑が少ない気がしますね。

ネイチャーフィールドXの管理者としても、代々木公園や皇居付近などでは、生物観察、昆虫採集には最高の場所かも?と思っています。カブトムシやクワガタもいるんじゃないか、とひそかに思っているわけです。
実際には採りに行きませんけど。笑。

さて、芝公園といえば芝大神宮(しばだいじんぐう)ですね。大方の印象でいえば、徳川家ゆかり増上寺があまりにも有名ですが、ここは神社アベニュ~ですから、芝大神宮です。もちろん、家康公を祀る「芝東照宮(しばとうしょうぐう)」も近くにありますが、今回は芝大神宮に参拝です。

芝大神宮2

芝大神宮は「関東のお伊勢さま」です。
あれ?他にも同じような神社が東京に鎮座していたような・・・と思いますが、それは千代田区にある「東京大神宮」です。これは「東京のお伊勢さま」、ここ港区に鎮座しているのは「関東のお伊勢さま」です。

ついでにいいますと、横浜に鎮座している「伊勢山皇大神宮 (いせやまこうたいじんぐう)」、所沢に鎮座している「所澤神明社(ところさわしんめいしゃ)」「関東のお伊勢さま」といわれています。もっというと、船橋の「意富比神社(おおひじんじゃ)=通称:船橋大神宮(ふなばしだいじんぐう)」「千葉のお伊勢さま」とも。

さらには、「九州のお伊勢さま」が佐賀市に鎮座しています。こちらは、その名も伊勢神社(いせじんじゃ)です!

いずれ、これらの神社も紹介させていただきますね。

芝大神宮がなぜ、お伊勢さまとゆかりがあるのかといいますと、ルーツ的には武蔵国の飯倉御厨(いいくらみくりや)にあります。「御厨」というのは、神様に祀る料理を作るキッチンという意味です。「御園(みその)」ともいいます。つまり昔々、芝公園付近は天皇関係の荘園だったと思われます。

ですから、この場所あるいは関東近辺で収穫された作物等が寄進されていたのでしょう。それらを集積して料理した場所が「飯倉御厨」だったと考えられます。ここに神明社(しんめいしゃ)を祀ったのが起点ですね。

源頼朝、足利将軍家、太田道灌、北条家、秀吉に家康と、それぞれ、その時代の武士から篤い崇敬を受け、今日まで発展してきました。

芝大神宮のHPにはご鎮座1000年として以下の記述があります。

「平成十七年(2005年)九月十六日に、御鎮座一千年を迎えました。
今日では、この芝地域は、大江戸の下町から近代都市の形成により大東京のオフィス中心地へと変貌を遂げると共に、当宮も時代の先端を担う企業から御祈願が社頭、社外を通じて多くなりました。都心における神社として、良き日本の伝統の保持に努め、新しき時代に即応し邁進発展してまいります。」

東京十社のひとつである芝大神宮。

東京大神宮ほどの参拝客はいませんが、再開発が進むJR浜松町駅からも近く、周辺はオフィスビルも多くなっていて、20.315の参拝前後には数人の参拝がありました。今後も、ますます発展するだろうと予感させる神社です。

そして、すぐ近くには緑あふれる芝公園
ファミリーでも、友だち同士でも、もちろん20.315のようにひとりでも、参拝し散策するのにちょうどいい場所ですね!

芝大神宮3

【基礎データ】
■創建 寛弘2年(西暦1005年) 平安時代
■祭神 天照皇大御神(あまてらすおおみかみ)、豊受大御神(とようけびめ)
■住所 東京都港区芝大門1-12-7
■HP 芝大神宮

※写真は全て20.315が撮影。
※参拝は6月上旬。仕事ついでに立ち寄りました。

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