供給過剰_ホテル

供給過剰と新型肺炎に「そうだ、京都いこう」

2020年冬、日本で国内旅行に行くなら京都がおすすめです。年末年始のニュースでは結構、この話題が盛り上がっていました。「京都いこう」という話題ではなく、「京都ホテル値下げ」のニュースです!

京都新聞(2019年11月26日Web版)の記事によりますと、京都市内のホテル稼働率が2015年の89.3%から2018年には86.4%に低下とあります。2019年に入り、さらに新しいホテルが複数開業していますし、2020年もこれからまだ増える予定です。
そうです、今は新型肺炎の件もあり、さらに観光需要が減退している可能性があります。ですから、もっと稼働率が落ちている可能性がありますね。

実際、Rocket News 24(2020年1月27日)では「今なら京都のホテルが安い! 今週末に1泊2日の京都観光とか」という記事も出ています。ここでは春節を襲う新型肺炎みたいな論調で記事になっていますが、おそらく近年のホテル開業ラッシュによる供給過剰と、今回の新型肺炎によるキャンセルが複合的にからんだ結果でしょう。

ホテルの開業ラッシュは何も京都だけの話ではありません。大阪や東京、名古屋、そして札幌、福岡など日本各地で起きています。そして・・・。

供給過剰2

冷静に考えれば、ホテルの株が下がる可能性については判断できたと思います。しかし・・・20.315は判断を見誤りました。
あのコンフォートホテルを運営するグリーンズの株を200株、2019年12月に買ってしまったのです。現在、買った時から約25%も値下がりしています(涙)。実は、優待の誘惑に負けたのです!
グリーンズは上場してまだ3年余りの会社なんですが、現在、上場来安値を毎日のように更新しています。

こうなったらヤケクソです。下がれ、下がれ!もっと下がれ!無限ナンピンしたる!みたいな。

供給過剰3

新型肺炎の件で、マスコミは「先行き経済の懸念」みたいなニュースをたくさん流しています。20.315だって「こりゃあ先行き怪しいぞ」と思っていますし、オリパラ大丈夫か?と心配になります。でも・・・。

ウイークデーは大体毎晩、MXTVの"WORLD MARKETZ"を見ていますが(朝ならモーサテ)、NY証券取引所のオープニングとエンディングの絵はいつ見ても、どんなにダウ平均が下がっても、皆満面の笑顔で拍手しあい、時には握手したりハグして歓喜していますよね。日本人にはない、これぞ楽観主義の極みですね。でも、このシーンを見ると、不思議と株の下落も悲惨な気持ちが消え、なんとなく「でも大丈夫!」という気持ちになります。
グリーンズの優待が手に入ったら「京都いこう」と思ってます♡

京都市内では今後、三井不動産や帝国ホテル、そしてヒルトンなどの高級ホテルの開業が控えています。見据えるべきは、新型肺炎終息の先でしょう。そうなれば、ホテル需要も回復に転じ、グリーンズの株も上向くだろう、と無理やり楽観的に思う20.315です。

※冒頭写真は東京・大手町のホテル、中段は”株1”サイトから、下段は”産経デジタル IZA”から
※いずれの写真も、本文とは関係ありませんよ。

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