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お前がなぜモテないのかよく分かる

三島由紀夫の不道徳教育講座の中に面白いことが書いてあった

三島由紀夫が藤原義江から聞いた話らしい

藤原氏がイタリアでイタリア人と恋に落ちた、しかし彼は日本に帰ることになっていよいよ彼女と別れることになった。そんなローマ駅でのやりとり。美男美女の情緒纏綿なる場面スタート

藤原氏『僕たち二人の間に何かたった一つの不満でもあったなら言ってご覧』

イタリア人美女、涙に潤んだ目で『私たちは幸せでした、私は生まれてこんな幸せをしりませんでした、、、ただ、、、』と彼女は言い淀んで『あなたは本当に私を愛していたのかしら?』

藤原氏は質問の意外に驚いて『愛していたとも、こんなに愛していたじゃないか!!!』と言い返す

イタリア美女『そうかしら、、、私にはなんだかもう一つ物足りないの。もしあなたが本当に愛してくださったなら、、、』

走り出す汽車

その真意を聞き出すためにタラップに駆け上る藤原氏『だったらなんだって言うんだ???』と大声で叫ぶ

イタリア人美女『もし本当に愛していて下さったのなら、どうして一度も私をなぐってくれなかったの』

 私はこれを読んだ時に確信した。モテるためには女をなぐれる必要があると。三島由紀夫の嫌いな太宰治の作品に女生徒という非モテからすると、大変女を勉強するのに役立った作品があるが。そこに出てくる主人公の少女が自分を『ぶん殴ってやりたい』という一言にとてつもない悲しみを感じて泣いたのを思い出した。

 女には純粋さを自ら取り戻すことは出来ないのではないか?歳を取るにつれて、失われていく若さに絶望が増し。目に映るあらゆるものを自分を引き立てる道具として見てしまう、そんな自己嫌悪を隠すように化粧が濃くなっていくのだ。そこで男に殴られることで、我に帰る。見返りを求めない本来の美しさを取り戻す、その時、体を許し男に抱かれに行く、、、

 なぜ学校教育で女の殴り方を教えてくれなかったのか、、、そんな女の教師がいたら女神そのものだ

 自己のノミの心臓のような弱さを隠すためではなく、女を花として抱きしめるために女を殴る。

お前にできるか?

あぁお前が何故モテないかよくわかる



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