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<町工場の広報>技術力を「可視化」する!

今日は東京都大田区の有限会社岸本工業の二代目後継ぎの岸本さんにお話しを伺いました。

岸本工業さんは、プラスチックの「フルフラット加工」、アクリルなど透明素材の「可視化加工」などの独自加工技術が強みで、ほかの工場で「これは無理!」と、断られた加工を請け負うこともあるほど、高難易度の加工を得意とする「駆け込み寺」的な会社さんです。

岸本工業の岸本さん

岸本さん:約10年前くらいから、自治体などから支援を頂き取り組み始めました。それまでは既存のお客様からのご紹介や口コミのみで営業活動はほとんど行っていませんでした。そのため月々の売上変動が大きかったことが悩みでした。

岸本さん:普通切削を施すと白くなってしまうのですが、透明度をそのままに切削する技術を駆使しています。

岸本さん:しかも!展示会の客寄せに完成させた作品から、実際にお仕事に繋がることがありました。まずは見てもらうことでニーズを呼び起こせたんですね。

岸本さん:ほかにも技術をアピールするために試作した作品をたまたま知人に見せたところ、「これはすごい!」と、切削のコンテストへの応募を勧められまして…結果、銅賞を受賞しました。

こつ子:まさに百聞は一見に如かず、ということですね!ホームページはどうでしょう?

岸本さん:展示会の出展を重ねる中で見られる機会が増えたので、SEO対策しながら、アピールしたい商品などに合わせてリニューアルを重ねています。

こつ子:これを成形ではなく加工でできるのはすごいですね!ぱっと見て、技術力の高さが伝わります。

岸本さん:展示会に出展するようになるまでは、展示会きっかけや、HPからのお問い合わせもかなり増えて、現在は既存のお客様からの売上が概ね6割で、残りを新規のお客様からの引き合いを占めるようになりました。

岸本さん:はい、国内外のデザイナーさんなどから「こういうイメージのものを作れますか?」というご依頼をいただくこともあります。

こつ子:ありがとうございました!また工場にお邪魔させてくださいね!

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