見出し画像

4年生 Let'sTry!2 Unit2 天気で遊ぼう

1 はじめなので、少しだけ…

この春、35年間を経て小学校の先生を引退。
通常学級の担任、特別支援学級の担任、英語専科。
いろいろやりたいことをやらせていただきました。
特活主任、生活指導主任、教務主任。
年齢柄、やらなくてはならないことも
微力ながらやらせていただきました。

教員を引退しようと考え始めたころから、目の前にいて、頑張っていて、
力もあって、……でも、毎日下校時刻をゴールに日々の指導に追われ、あっぷあっぷしている#若い先生たち や、今自分の子供が体調を崩したらほんとに困るって、自分の体のことなんかうんと後回しにして頑張って働いている#子育て真っ最中のママさん・パパさん先生たち がたくさんいることが気がかりでした。多少気持ちに余裕ができ始めた自分にできるサポートはないかなと結構真剣に考えてきました。また、ベテラン教員はベテラン教員で、学校全体にかかわる仕事を確実に割り振られ、やって当たり前的なポジションにいるわけだから、こちらもなかなかしんどい。今どきの学校は本当に忙しい。

自分がごくごく当たり前にやってきた、ごくごく普通の実践を、すぐに使える状態で発信できたら、今この時にも多忙で不安な毎日を送っている先生たちの役に立つこともあるかもしれない。そこでsch-sch プロジェクトを立ち上げることにしました。

若い先生たち、子育て真っ最中のママさん・パパさん先生たち、校務に追われ教材準備が後回しにならざるを得ないベテラン先生たち、使えそうなものがあればぜひ使ってみてください。もしかしたら、毎日の激務の多少の慰めになるかもしれません。

とは言え、今までは自分の実践だけに使っていたものなので、著作権や人権上のチェックなど、少しづつ手直しをしながらの発信になりますので、なかなかタイムリーさには欠けてしまうかも…。

取り合えず、ここ4年間ほど楽しくやらせていただいた英語専科の時の実践から進めていこうと思っています。
Why don't we enjoy sch-sch?

2 「お天気」を遊びながら覚えよう ( #Let'sTry!2   Unit2 )

『Ladders & snakes』 

game sheet

 この実践では、今後small talkなどでも使いこなせるようにしたい「weatherについてのやり取りに自信がもてるようになること」をめざしました。この活動は子供たちにどのような力をつけさせたいものなのか、それさえ明確にもっていれば大丈夫。外国語活動(英語科も同じ)では、先生が難しい英語をガンガン使いこなせればそれは何よりですが(私はそこはさっさとあきらめました)、そこに不安を抱くよりも、児童がその授業のターゲットセンテンスをを繰り返し使わざるを得ない状況を設定し、楽しみながら使って、なんとなく覚えちゃった、と実感させることが大切であると考えます。 このUnitでは、How’s the weather?  It's sunny(他の天気を表す語句),を確実に理解し、伝え合うことができるようにさせたい。ついでに簡単なゲームを知って、雨の日に子供同士で遊べたら楽しいに決まっています。だから、これを繰り返し言わざるを得ないゲームを考えました。私が考えたというよりは、既存のゲームに授業のめあてを組み込んだ、といった方が正しいですが。

【準備するもの】 ゲームシート  ダイス(4人に1個程度) 消しゴム
  ※A3にカラー印刷してラミネートしておくと使い回せて便利。
  ※ダイスは、百均で売っているものをいくつか自前で買いました。
【ルール】
①3~4人のグループを作り、順番を決める。
②Startに全員の消しゴム(目印)を置く。
ダイスを振る前に、ダイスを振る子に「How’s the weather? 」と尋ねる。
  ※ダイスを振った後では、ゲームに夢中で英語を使わなくなる。
④ダイスの目の数だけ消しゴムをすすめる。
  ※ここでも、必ずone,two.three…と英語で言わせる。
⑤ダイスを振った子は、止まったマスの天気 (It's sunny.) と答える。
⑥その時、snowyだったら、ladderを登ってマスを進めることができ、stormy
 だったら、snakeの背中をすべり落ちたマスまで戻らなければならない。
⑦早くgoalにたどり着いたら勝ち。
  ※勝敗よりも英語でゲームを進めることができたかを自己評価させる。

ゲームシート


掲示用カード(毎日黒板に貼るとよい)

 このゲームは、4,5年生対象に、隙間の時間を見つけて忘れたころに時々やらせました。ちなみに教科書にある ♪Rain, rain go away の歌が結構好きな子が多くて、ゲームのBGMに使っていました。BGMは楽しい雰囲気づくりには不可欠!

schschプロジェクト第2弾、Secondハウスのオススメはこちらから。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?