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尺側手根屈筋・円回内筋

前回の初投稿、読んでくださった方々、
「スキ」をくださった方々に厚く熱く御礼申し上げます。
ありがとうございます。
思っていた以上の反響に放置できなかったN尾です。

さて『尺側手根屈筋・円回内筋』について―
(しゃくそくしゅこんくっきん・えんかいないきん)
こんな筋肉名、初めて聞いたんではないでしょうか。
普通に生きてたら『上腕二頭筋』くらいしか聞かないと思います。
野球肘予防のためマッサージするのは一体どこなのか。

百聞は一見に如かず。
ハイ、ドーン!

水性ペンです

筋肉の位置イメージはこんな感じです。
この内側上顆(ないそくじょうか)が超重要です。
前腕の手のひら側の筋肉の出発点になっている場所で、
尺側手根屈筋・円回内筋も例外ではありません。

大体、痛めるのはここっていう認識で良いと思います。
外側上顆側や、肘の後ろ側が痛む事もあります。

この内側上顆は非常にデリケートな場所です。
ツボの名前でいうと「小海」と言い
肘をぶつけた時にしびれるアレ、
その神経(尺骨神経)もこの周辺から出入りしています。

ですので、初めの内はこの周囲からマッサージしていく事になります。
マッサージする場所のイメージはこんな感じ。

もう一度言います。水性ペンです。が、塗ってから少し後悔した。

こんな感じです。
投げ込んだ後はこの部分がパンパンに張ります。
その部分を優しくマッサージするというわけですが…

問題はどのタイミングでするのか。
運動後2~3時間は空けたいです。
アイシングしたら1時間後でも何とか…
運動直後は絶対に止めた方がいいです。
熱が引いていればOKです。
17時に練習終了だとすれば寝る前の20~21時以降ですね。

マッサージの方向は一定方向にしてください。
内側上顆から手のひら方向(遠心性:指圧・按摩的)
手のひらから内側上顆方向(求心性:マッサージ的)
どちらでもでも構いません。
不規則だと緊張感が増してしまうからです。

そんな所でしょうか…
けれど、どうか縛られないでください。
この前腕部、骨を圧さなければ、どこをマッサージしても重要な筋肉に当たります。
手の甲側にも拮抗筋として『尺側手根筋・回筋』があります。
それどころか実は前腕筋だけで19もの筋肉があります。
これらが複雑に連携し合って『肘・手首・指』の運動を起こしています。
ですので『尺側手根屈筋・円回内筋』だけに注目するだけでなく、
他の部分の異常にどれだけ気付けるか。
それが東洋医学でいう所の※『未病』です。
※『未病』(発病には至らないものの健康な状態から離れつつある状態)
養命酒のCMで一時有名になった言葉ですね。
また同類の言葉で『予防に勝る治療なし』という言葉もあります。

防げるケガは全力で防ぐ。
子どもから発せられる違和感を見逃さない。
一日を無事にいつも通りで終える。
それを毎日毎日繰り返す。
子ども達にとって今は通過点に過ぎない。
その通過点をゴールにしてはいけない。
そう考えて、やっちょりますが、自分も含めてケガしちゃうんだよなああ。

次回、フィジカルに関する内容としては『下半身のセルフストレッチ』を考えています。
目的としては、可動域改善とウォーミングアップです。
セルフという所が重要です。自宅、平日練習で行うためです。
これは多分、資料と文章をまとめるのに、かなり時間がかかります。
その間にも記事を書くと思いますので、
引き続きのご愛顧よろしくお願いいたします!
N尾でした。

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