離島留学に4人の子を送り出したお母さんの話を聞いた
先日、子どもたち4人をそれぞれ別の場所に離島留学に送り出したお母さんの話を聞けるということで、参加させてもらった。
参加させてもらった経緯はこれ。
感想。
めちゃくちゃ良かった。忘れないようにメモしておく。
1.子どもたちを送り出したことを後悔しなかったか
一番印象に残ったエピソードは、離島留学に行った息子さんが無言電話をかけてきた話。
留学に行ってしばらくしたら、留学先から無言電話がかかってきたそう。そんなの、絶対息子がさみしくってかけてきてるに決まってる。実際に後日、息子さんも「あのときはさみしくて電話した」と言っていたそう。想像しただけで、私が泣きそう。
この話を聞いて、離島留学へ送り出したことを後悔しなかったかを聞いてみた(聞いてもらった)のだけど、その解答がさすがだなーって思った。
まずは、何かしらさみしいとサインが来ることは予測してたとのこと。
→4人の子どもを育ててるお母さんの経験値と器の大きさを感じた。
私だったら楽しんできてほしいと思って送り出したのに、さみしいとか言われたらまず動揺しちゃう。行かせないべきだったのではと不安になる。でもそのお母さんはこの”さみしい”を子どもの素直な反応として受け入れてて、私もそんなふうになりたいな、って思った。
留学先からは「子どもは寂しがるだろうが、お母さんは帰ってきていいよと言わずに、思い切って送り出してほしい」と言われてたとのこと。そしてその通り、楽しんで行ってらっしゃいと送り出していた。
→子どもを送り出す勇気や覚悟、すごくいいなと思ったとともに、それは子どもを信じるからこそできることだと感じた。話の中でもあったように、私達が「帰ってきていいよ!」っていうと、子どもは必ず「じゃあ帰る」っていうと思う。自分達(親子)で選んだことを信じて送り出す姿勢がすごく素敵だなと思った。
実際、子どもたちも行ってしまえば楽しんでいるよう。これも本当にそうだと思う。(そもそも離島留学に行きたいと言える子は、いやいや言いながらもいったら何かしら楽しく過ごしてるとも思う。)
2.離島留学の経験は子どもたちにどんな影響を与えたか
お母さんは離島留学の経験は、見えないけれど、何かしら影響を与えてると思うとおっしゃっていた。
もちろん目に見えてできるようになったこともある。
「魚がさばけるようになる」なんかはその目に見えるできるようになったことだと思う。
でも、なんとなく外に出る原動力になってたり、自分の自信みたいなものになってるんじゃないかなーとのこと。これも素敵だなって思った。
目に見えてできるようになることは、きっと普段通っている学校でも身につけられる。でもそうではない”色んなことを経験して乗り越えていく力”は、今後生きていくうえでどこかで必要になってくると思う。もちろんその力は離島留学以外でもつけることができると思うし、何で経験させるかはその家庭によって変わると思うけれど、この家庭においてはとても良い経験だったんだろうなと感じた。
3.親だけでない第三者との関わり
離島留学では親以外の人と関わりを持てるのがよかったとのこと。
今住んでいるところ以外に帰りたいと思えるところがあること、これもいいなーと思った。
私は、世界は広ければ広いほどいいと思っていて。
自分の味方はいればいるほどいいと思っていて。
もしかしたらこの先、今の環境がつらくなるときがくるかもしれない。
そんなときに思い出す場所、人は多ければ多いほどいいと思う。
4.そのほかいろいろ
話を聞く前は、そもそも4人もお子さんがいるなんてとてもパワフルなお母さんだろうし、そんなお母さんに育てられた子たちはさぞしっかりした子だろう、と思っていた。
実際、1年間親元を離れて暮らしてきたわけで、とてもしっかりした子たちだと思うのだけれど、留学中にさみしくなったり、家に帰ってきたらすっかり元の様子に戻っていたり(留学中は規則正しい生活を送ってたそうなのに、帰ってきたら夜ふかしして遊んでたり笑)、子どもらしいところもあるんだな、と感じた。
おわりに
やっぱり私も子どもにはたくさんの人に出会って、たくさんの経験をしてほしいと思った。ひとまずその前に、私が人生を楽しむ必要があるなって感じた。昨日のお母さんはめちゃくちゃ楽しそうだった。
なんか、「この子は動物がスキがから、留学先は北海道かな?って思って、すぐ決めちゃいました!」みたいなゆるさと思い切り、そしてそれを楽しむ力が必要!笑
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